2012年7月12日木曜日

小沢一郎に信頼が置けないシンプルな理由

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古参政治家の小沢一郎氏の新党「国民の生活が第一」が出来て、国民・地域・国家の主権確立を目標としつつ、政策として増税反対、デフレ脱却、脱原発などを定めたようだ。また、党議拘束をかけずに、マニフェストを遵守すると主張している。期待する人もいるが、信用が置けない。

掲げている政策に賛否はあるであろう。しかし、小沢氏と言う人物の現実把握能力に疑いが少なく無いのだ。例えば小沢氏は、消費税アップに反対で、年金一元化と消費税(税率5%)の福祉目的化で、若者も年金をもらえると主張している*1。しかし、一般財源に占める消費税税収が10兆円で社会保障費が26兆円*2である事を思い出すと、口から出まかせとしか言いようが無い。

TPP反対も、進出先の海外で現地の怪しい投資ルールに苦しんでいる企業を見捨てているとも言える。脱原発も、エネルギー資源価格の高騰や、地球温暖化対策に対しての後退を意味する。脱火力・脱原発には再生可能エネルギーへの投資が必要だが、増税しないんだっけ?

また、国民・地域・国家の主権確立と言うけれど、全ての居住地の全ての成人男女が選挙権を持つ国で、どういう理由で主権が無いと言えるのであろうか。また「地方」と言っているが、大阪の橋下氏のように予算の独立志向を謳っているわけでもない。大事なところは曖昧だ。

評価する人もいるだろうが、小沢一郎と言う政治家は空虚だなと思う。声が大きい勢力に迎合していて、「国民の生活」を考えているように思えない。そもそも、どの国民の、どういう生活を、どういう意味で第一にしたいのであろうか。年寄?若者?金持ち?貧乏人?資本家?労働者?リア充?ネトオタ?プロマネ?エンジニア? ─ 政治は国民の間の利害調整の場だから、政党名からして∅だ*3。小沢氏の夢の国では等質な「代表的個人」しか住んでいないのであろうか?

*1【ニコニコ動画】【特設】年金問題について / 民主党代表 小沢一郎

*2日本の財政関係資料

*3誰かの味方である必要は無いが、その場合でも、どういうルールで利害調整を行うかを明示する必要はあるであろう。

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