2021年10月4日から続いていた岸田内閣も、2024年10月1日までとなった。防衛を含めた外交政策で現実主義的な実績を残しているのだが、様々な御本人のものではないスキャンダルで内閣支持率が低迷し、その状態で自民党総裁選を迎えることになったために退任となった*1。しかし、岸田総理の意向なのかそうでないのか分かりづらいが、外交・防衛で様々な仕事をした総理で、支持率の低下につながった問題でも思い切った解決策をとってきたので、ここに称えておきたい。ネット界隈では不遇なので*2。
2024年9月30日月曜日
2024年9月28日土曜日
自民党総裁選での高市早苗の躍進から分かること
派閥解消と言うことで組織的調整が抑制された異例の2024年の自民党総裁選は、石破茂氏が5度目の挑戦で選任されることになった。2位は高市早苗氏となり、決選投票では僅差の惜敗となった*1。石破氏も高市氏も知名度が高く、大臣経験者で党の重役も勤めてきたわけで、結果自体はおかしくはない。しかし、興味深い点もある。
2024年9月23日月曜日
映画「ダーティハリー」の屋上プールで泳いでいる女性が射殺されるシーンは現実的だよ
武蔵大学の北村紗衣氏の映画「ダーティハリー」評に「健康な女性が、あの距離で後ろから肩を撃たれて即死することにも疑問」とあるのだが、狙撃位置と目標までの距離と銃の射程を確認したら、現実的に可能な範囲であったので記しておきたい。主人公のキャラハン刑事が地味に超人であったりと、映画なのでリアルではない部分もあるわけだが、冒頭の狙撃に関してはリアルである。
2024年9月17日火曜日
戯曲『ワーニャ伯父さん』への北村紗衣の評論が示すこと
武蔵大学の北村紗衣氏の映画評論において作品理解に難があることを見て来た*1が、北村氏の雑な評論は映画に留まらない。作品理解に難があるのか、国語表現に難があるのか分からないが、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か: 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』の戯曲『ワーニャ伯父さん』の評論も雑なことになっている。
2024年9月13日金曜日
カラマ・ハリスはディベートに弱いと言っていた動画配信者の皆さんの主張の的中率
アメリカ大統領選挙だが、9月11日のハリス×トランプの討論会の後、9月に3回の討論会を提案し、9月に1回、10月に1回の開催で合意していたトランプ前大統領だが、9月10日の討論会での結果を受けて、もうディベートはしないと言い出した*1。賭けサイトでもハリス副大統領のオッズが上がっており、討論会の勝者がハリス副大統領なのは間違いない。
2024年9月12日木曜日
映画「猿の惑星」で、猿が英語を話していた理由
武蔵大学の北村紗衣氏の映画「猿の惑星」評を見かけてしまったのだが、北村氏の作品理解に疑念があるので指摘したい*1。𝕏/Twitterで「今回は映画のことなので、本気でやっています」と宣言していたが、読解能力に疑念が出てくる作品理解となっている。映画が公開されてから半世紀。多くの人が指摘してきたであろうことを、指摘したい。
2024年9月7日土曜日
映画「ダーティハリー」のキャラハン刑事がミランダ警告を発さなかった理由
武蔵大学の北村紗衣氏の映画「ダーティハリー」評*1が𝕏/Twitterの映画ファンから批判されている。見かけた範囲ではニュー・シネマの特徴とされる要素が無いのに、ニュー・シネマ的にどうなのか議論されていて、ニュー・シネマの議論としてどうなのかと言う批判があった*2のだが、他に北村氏の作品理解に疑念があるので指摘したい。他の人が指摘してくれるかと思っていたのだが、ツッコミを見かけなかったので。
2024年9月1日日曜日
データ可視化も使いよう — 変化を促すのに役立てられるよ
ナイチンゲールがクリミア戦争の死因の分析の説明に鶏冠図(polar-area diagram)を用いた*1時代から有用性が知られるデータ可視化が、企業の意思決定に目立った貢献がなく、もう流行っていないように見えるのは何故かという考察が話題を集めていた。
これはデータ可視化の問題と言うよりは、BIツールのダッシュボードの問題であろう。BIツール導入事例紹介を見ると、以前から集計していたはず*2の数字を綺麗に表示しているものが多く、無意味と言うことは無いが、目新しさはない*3。手間隙の削減はともかく、見せている数値は同じだ。当然、企業活動の変化は考えづらい。