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2024年12月27日金曜日

アゼルバイジャン航空バクー・グローズヌイ便撃墜事件

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アゼルバイジャン航空バクー・グローズヌイ便のエンブラエル190型機が、ロシア軍のパーンツィリ-S1による対空ミサイル攻撃で被弾し、カザフスタン南西部のアクタウ近郊に墜落した。事故機の後部に無数の穴が開いており、近接で爆発して破片を浴びせる対空ミサイルによる損傷が確認できる(twitter)。

2024年7月13日土曜日

ようやくのウクライナ軍の米国製戦闘機F-16配備で、何が変わるのか?

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搭乗員の訓練が終了し、近日中にウクライナ軍に米国製戦闘機F-16の提供が開始される*1

4個飛行隊(64機体制)が実現できる数が約束されている一方、当初は配備数が限られる*2ようだし、そもそもロシア空軍機に対して圧倒的に優勢とは言えない機体だが、報道での慎重な見方以上に影響は大きい。

2024年1月4日木曜日

羽田空港の衝突事故は、避難の手際を褒められて喜んでいる場合ではないので

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2024年1月2日の羽田空港C滑走路上の日本航空516便/A13XJ/A350-900と海上保安庁のMA722みずなぎ/DHC-8が衝突し両機とも大破全損した事故で、国外メディアが日本航空の避難の手際のよさを評価する記事を載せていることが注目されているが*1、日本の航空史に残る大チョンボなので(日本航空のスタッフ以外は)喜んでいる場合ではない。

2022年3月10日木曜日

ロシア空軍がよく機能していない2つの理由

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ロシア軍のウクライナ侵攻開始から2週間が経過し、ロシア軍がじりじりと前線を押し込んでいる状況が続いており、ウクライナ軍の敗北の可能性が高いとされている現状だが、ロシア空軍が不活性かつ、その被害が予想よりも大きい事が指摘されている。まとめると当然だが、ロシア側の問題と、ウクライナ側の準備が寄与している。

2021年8月27日金曜日

アフガニスタン邦人・現地人スタッフ救出作戦が突きつける政府専用機は必要なのか問題

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想定すべき状況を大きく間違えていて、大型旅客機が無用の長物になっている可能性がある。

政府要人の外遊に利用されていることが多い政府専用機だが、イラン・イラク戦争の時に在留邦人の脱出ためのチャーター便を日本航空(JAL)が拒否したことが導入契機になっており*1、航続距離が長い大型旅客機を選定している理由になっている。政府要人を運ぶだけであればBoeing 787で十分で、先代の747-400や現行の777-300ERを採用する必要はなかった。

2017年11月9日木曜日

MV-22オスプレイの事故率急上昇への有効な対策は

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普天間基地の辺野古移転。

MV-22オスプレイは危険と言われつつも、10万飛行時間あたりの死亡もしくは機体全損のクラスA事故率が低かったが、ここ1年間に3度のクラスA事故が生じたために、クラスA事故率が急上昇するに至った。2012年の1.93から3.27に跳ね上がり、海兵隊全体の2.72よりも高い数字となった(朝日新聞)。ただし、中身を見ていくと心配すべき機体の不具合は無く、市街地上空を移動していて生じるような事故は起きていない。

2017年6月29日木曜日

車椅子での航空機の搭乗に便利そうなモノ

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航空会社が準備をするから事前に連絡してくれと言っているのを承知で、あえて断り無く車椅子で突撃しては航空会社の不備を洗い出す活動家に格安航空会社(LCC)のバニラエアが“被害”にあったようだ*1

非常時のために身障者の搭乗数とその配置を調整したり、ボーディング・ブリッジを使わせてもらえないか空港と交渉したりするので*2、事前に連絡を入れるぐらい航空会社に気を使っても良いと思うのだが、飛行中に健常者に怪我や病気が生じることもあるわけで、アシストストレッチャーや階段昇降機がすぐに手配できないのも問題だ。そもそも何で階段などを使っているのであろうか?

2017年4月19日水曜日

航空力学「超」入門

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航空旅客が一般的になって、飛行機が飛ぶことに違和感を感じる人はほとんどいなくなったと思う。しかし、飛行機がどのように飛んでいるのかを知っている人は、そんなにはいないはずだ。航空機の運行に関わらない大半の人に必要性は無いので今後も増えるとは思わないが、手ごろに説明してくれる良い本が出ていた。『航空力学「超」入門』は、副題にある飛行の原理に科学で迫ると言った本では無いが*1、縦士や機関士が使っていそうな単語の意味や、共通理解としていそうな簡単な微積分が入る程度の計算式を*2、図つきで丁寧に説明していく本だ。JALの航空実用辞典と似た内容になっている。

2017年4月15日土曜日

メカニズムデザインによる過剰予約時のやりくり法

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予約していても来ない客がいるため、航空会社は席数よりも多い予約を受け付けており、予約客が多くやってきた場合は、オーバーブッキングとして予約客の(大抵はやんわりとだろうが)搭乗拒否を行なっている。緊急かつ優先的に優待客や従業員を輸送しないといけないときに座席の余裕が無い場合も、同様にオーバーブッキングとして処理が行なわれる。

2017年1月17日火曜日

沖縄タイムス「試験に影響はないが、試験中は教室の上を飛ぶな」

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航空機の騒音は飛行場近隣からの苦情の種で、羽田の反対運動は成田、伊丹の反対運動は関空の新設につながった。新設空港ができると反対運動がなぜか縮小するのはさておき、この二箇所に比べると発着数は減る沖縄の米軍基地周辺でも、騒音対策の補助金なども出ているが、騒音に対する苦情は尽きない*1。しかし、何でも問題にすればよいと言う分けでも無い。

2016年12月15日木曜日

V-22オスプレイの不時着を語りだす前に知っておくべきこと

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空中給油中にローターを破損し、機体不安定な状態で市街地上空の飛行を回避するために、沖縄県名護市沿岸で着水し大破したティルトローター機V-22オスプレイの2016年12月13日の事故*1に関して、その危険性を強調した話をしだしている人をそこそこ見かけるのだが、最低限知っておくべき事が幾つも抜けている気がしてならない。過去の米軍機や自衛隊機の事故について、少しは調べて比較して欲しい。

2015年10月26日月曜日

ジャンボ・ジェットを操縦する

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Boeing 747-400型機の離陸から着陸までの運用を説明すると言う本『ジャンボ・ジェットを操縦する』の評判が良かったので、拝読した。少し古い本で、もう日本では飛んでいない機材の紹介になっているのが残念だが、操縦方法だけではなく、業務の流れや管制との交信、機材の機能や構造などが広く紹介されており、旅客機に関する豆知識がまとめて手に入る。

2015年9月27日日曜日

国際線の航空管制の仕組みが分かる本

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先日読んだ「航空管制の科学」の続きになる「新しい航空管制の科学」を拝読した。増補版だと思っていたのだが、続きになっている。旧版は国内線とレガシーシステムを中心に置いたものであったが、新版は国際線と人工衛星を利用した新しい航空管制を中心に置いたものになっていた。無印の方で人工衛星を利用した航空管制を紹介できなかったのが心残りのように書いてあったのだが、それを補完するものなのであろう。科学と銘打っているものの、航空管制業務の紹介になっているのは、新旧変わらないが。

2015年7月23日木曜日

空は自由に飛ばさせてもらえない

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日常生活では国土交通省や航空会社が上手く運行してくれているので気にする必要は無いのだが、何かと話題になる事も多いのが空路だ。中国風防空識別圏*1が話題になったこともあるし、パイロットと管制がやり取りする英語が問題になっていたり*2、ケネディ国際空港で管制官が二人の子供に航空機への指示をさせていて問題になった*3りするし、軍事基地の騒音問題で離着陸の経路に不満が持たれていたりする。広島空港のアシアナ機着陸失敗事故もあった。こういう問題で知ったかぶりをするには、航空管制がどうなっているのか知らなければいけない。

2015年2月8日日曜日

日本の整理解雇は人員選定が独特

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経営破綻し会社更生法の適用を受けた日本航空が、整理解雇された運航乗務員や客室乗務員が裁判所に不服を申し立てていた事件だが、整理解雇は妥当なものだと確定した*1事に関し、労働問題が専門の濱口氏が日本人の解雇に関する感覚の特殊性を嘆いている。メディアと判決文の両方を批判しているのだが、話がちょっと分かりづらい。人員選定の正当性に対して注意が払われていないと言う批判だと思うが。

2014年9月14日日曜日

計器飛行が大事な事が分かる写真

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Twitterで下の写真が流れていた。背面飛行状態の飛行機の中で、下のペットボトルから上のコップへ水が注がれている。重力に逆らって水が浮いていくように見えて面白いのだが、実は機体が落下しており、ペットボトルとコップが急激に下降していると言った方が正確だ。

ところで、この状態では落下している機体に押されるため、パイロットは下から力を感じる事になる。この落下によるGを重力だと勘違いするときがあり、空間識失調と言って、水平線の見えない夜間などでパイロットが平衡感覚を失うときがある。だから姿勢指示器を信じて、自分の感覚を信じるなと教わるそうだ。

2014年4月18日金曜日

ジェット・エンジンに使われている技術

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小学生向けの図鑑本が大好きなので、ふと目に付いた『ジェット・エンジンの仕組み』と言う本を手にとって見た。ぱらぱらぱらと読んでみて、ちょいガチ感が溢れていて、正直ちょっと後悔した。ジェット・エンジンの原理を説明しているのでは無く、むしろジェット・エンジンの設計や製造に使われている要素技術を説明している本で、あとがきによると触れることができなかった事項も多いようなのだが、かなり広範な話題が詰め込まれている。

2014年1月3日金曜日

旅客機でもっとも安全な座席位置はどこ?

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私も勘違いしていたのだが、旅客機で最も安全な座席位置はファースト・クラスでは無いそうだ。また、全ての座席が同様に安全と言うわけでもない。Popular Mechanicsが1971年からの米国の商業飛行機の墜落事故20件の座席ごとの生存率を調査したところ、機体後部の方が20ポイントも生存率が高かったそうだ。

2013年9月26日木曜日

宮崎駿監督、それでは堀越二郎に文句を言わないといけません

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零戦開発の主任技術者である堀越二郎をモデルにしたとされる映画「風立ちぬ」を製作したジブリ宮崎駿監督が、堀越二郎の自尊心を非難する発言を行っている。何でも、零戦で誇りを持ってはいけないらしい。宮崎駿監督と実在の堀越二郎が対談をしたら、つかみ合いの喧嘩が始まるのではないかと思われる。

2013年7月29日月曜日

ジブリ映画「風立ちぬ」で思い出す;日本の非正規雇用問題は戦前から

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映画「風立ちぬ」で親の帰りを待っている幼い三人兄弟が出てくる事で思い出したのだが、日本の産業史から見て映画の時代背景は興味深い。主人公が勤める三菱航空機名古屋製作所は戦前の大きな労働争議の舞台で、非正規労働者の雇用問題の原点のような場所だからだ(日本の雇用と労働法)。