アファーマティブアクションなどDEI施策批判者で、英文雑誌に論文を載せてしまうNENENENE@研究さんが、再生医療を専門とするイリノイ大学の研究者、山田かおり氏の主張を批判する文脈で出した論文の要約が、よく読むと女子枠を女子枠を(牽強付会すれば)正当化しているので指摘したい。
2025年6月25日水曜日
2023年7月6日木曜日
2023年6月4日日曜日
ウクライナ軍2023年反転攻勢の作戦内容予想
2023年3月14日火曜日
ChatGPTにChatGPTの限界を聞いてみよう
まるで知識豊富な人間と相対しているかのような会話が楽しめる人工知能ChatGPTが人気だ。実用性もあるように思え、東大の松尾研の人が「検索がなくなる」「Office製品は全部変わる」「ホワイトカラーの仕事のほとんどすべてに何らかの影響がある」かも知れないと評価した話が広まっている。松尾研は誇大広告と言うか未来予想的な話をするので*1、もうちょっと地に足がついた評価が欲しい。そこで、ChatGPTにChatGPTの限界を聞いてみた。
2022年12月4日日曜日
2021年5月19日水曜日
必要なのはワクチン開発拠点ではなくて、治験の統計処理のベイジアン化
英米イスラエル辺りと比較してワクチン接種が遅れている我が国だが、ワクチン研究開発拠点を作ろうと言うアイディアが持ち上がってきた*1。しかし、微妙に問題点が摩り替えられている。ワクチンの確保もしくは承認がボトルネックだったわけで、国産ワクチンの開発は問題解決に直結しないし、国産に拘るあまりに外国製品の確保が遅れるような事態も危惧される。そして、もっと素朴な方法で解決できる。
2020年11月16日月曜日
2020年9月6日日曜日
2020年3月12日木曜日
ブラジル式新型コロナ・ウイルス感染予防法
2018年11月17日土曜日
解析学のさくらんぼ計算
2018年10月29日月曜日
2018年10月15日月曜日
ポンタくんたちを効率賃金仮説で説明すると
ネット界隈はやりがい搾取に敏感だ。先日も無償労働を美徳とする道徳の教科書がケシカランと言うツイートが流れていた。しかし、そこでは狸のポンタくんたちがタダでも働かせて欲しいと懇願しているのだが、ポンタくんたちが被害者とは限らない気がしてならない。
経済学にはシャピロ・スティグリッツ・モデル*1と言う有名なモデルがあって、賃金をゼロに置いたときに何がおきうるかと言うのを教えてくれる。そこでの状況を考えると、むしろ経営者の方に危機が迫っているようにしか思えない。
2018年6月8日金曜日
中学生の息子が嫌韓ネトウヨになったら読ませたい10冊+α
息子がネトウヨになって変な本の話を聞かされるとうんざり感を伴ったツイートを見かけたのだが、そういう事はよくあると思う*1。
親としては教育を施しネトウヨで無くしたくなると思うのだが、どこかで恥をかかないとそうでなくならないから無駄と言う体験談も聞く。諦めるしかないようなのだが、何もしないと心が落ち着かないのが親心。ここは発想を逆にして、歴史などの本を紹介してガチ感を補強してあげよう。
2018年4月24日火曜日
男「お前のことが好きだ」女「私はその2倍すき」男「じゃ、俺はその3倍すきだ」の解3種類
検索する限りでは、2011年10月17日前後のClockTowerEX氏のツイートが元だと思うのが、そのパクりツイートが人気になっていた。男「お前のことが好きだ」女「私はその2倍すき」男「じゃ、俺はその3倍すきだ」と言う会話から想定される、好きの度合いの解を求める問題に関するものだ。何年にもわたってパクられ続けているのだが、多少は亜種が発生していて、だいたい3種類の解が考えられている。
2018年4月15日日曜日
お気軽確率・統計ユーザーのための必須数学知識チェックリスト
測度論などは使わないぐらいのお気軽な確率・統計の利用者でも、ある程度は数学的に確率・統計を説明できる方が望ましい。学部一般教養の微分積分と線形代数を学べば良いのだが、もう少し具体的な目標があっても良いかも知れない。
以下に20項目の必須数学知識チェックリストを用意してみた。チートペーパーを整備するなりしてでも説明できるようにしておこう。慣れてくると飲み過ぎのチェックにも使える*1。
2018年4月1日日曜日
書評: エグゼクティブの為の初めてのAI
人気データサイエンティストのTJOこと尾崎隆氏が、「エグゼクティブの為の初めてのAI」と言う渾身の一冊を書きあげたので、内容を紹介したい。人工知能と題されてはいるが、役員や部長などのマネジメント層向けの機械学習を応用するデータサイエンス本となっている。
2018年2月16日金曜日
ゲーム理論で考える、じゃんけんの拡張

試験の時期には奇問・難問がSNSに投稿される。一昨日は早稲田大学の入試問題で、じゃんけんの選択肢グー、チョキ、パーに、キューという選択肢も加えた新しいゲームを提案し、そのゲームの魅力や難点といった特性を説明せよと言う論述問題が出たのが注目されていた。採点基準は分からないが、難しい気がする。分析に用いる均衡概念を明示するように付け加えれば、大学のゲーム理論のレポートに丁度よさそうである。解答例を考えてみた*1。
2017年9月7日木曜日
仲正!ゲーデルの不完全性定理よりも簡単な論理の不完全性を自己言及パラドックスで示すハッタリがあるよ!
2016年10月26日水曜日
0.99999…=1の説明で中学生を煙に巻く方法
「0.999999... = 1 が理解できない中学生」と言う秀逸な小噺に、はてなブックマークで多くのコメントが残っていた。元ネタは教師が無限小数における四則演算を説明しなかったのでおかしい事になっているだけなのだが、ネット界隈の数学知識が不安になるものもちらほらある*1。また、中学生にキッチリ説明するのは大変だと言う趣旨のエントリー*2を書いている人もいるのだが、極限を使って説明してしまえば、そうでもないかも知れない。
2015年2月1日日曜日
統計で嘘をつく方法でアベノミクスを擁護してみる
宴会芸程度の話なのだが、統計で嘘をつく方法を駆使してアベノミクスを擁護してみよう。先日のエントリーに対して「擬似科学ニュース」が色々と考察した上で、12ヶ月単純移動平均で見ると2013年1月から就業者が増えていると指摘してきた。この指摘は数字をそのまま見れば正しいのだが、12ヶ月単純移動平均がトレンド転換を反映するのが遅いことを忘れている。そしてアベノミクスを擁護するのであれば、もう少し小難しくて、それらしい方法がある。