ウクライナ政府が女性と子供を国外に逃がして、男性だけが戦うようにしていると言う主張を見かけたのだが、戦国時代の惣村が女・子供・老人も含めて全員で外敵と戦ったように*1、ウクライナも女性を含めて戦っているので指摘したい。
2022年2月28日月曜日
ウクライナ軍が善戦している理由
「ウクライナが紙一重で持ちこたえているのは…愛国心」と言うツイートがされて大量の非難を浴びていた。所謂炎上。そのツイートがされた時点でまだ4日しか経っておらず、ウクライナ軍が負けていない原因を考えることに意味が無いのはさておき、事前のロシア軍の予想よりも善戦している可能性はある。
2022年2月27日日曜日
ロシアのウクライナへの武力行使は無いと言っていた人々へ
自信たっぷりに語っていたことを、一生、反省して頂きたい。
気づくとアメリカのバイデン大統領が昨年末に警告した通り、ロシアがウクライナに全面侵攻する事態となっている。全面侵攻は意外かも知れないが、武力行使は意外ではない。既にロシアはウクライナへの軍事行動を実施してきているからだ。
2022年2月22日火曜日
代数に不慣れな人にも読みやすい『数の世界 — 自然数から実数、複素数、そして四元数へ』
三次元グラフィックスをいじらなくなって久しいためか、四元数の存在すら忘れていたことがあり、せめて名前を記憶に留めるために手軽な解説本が欲しいなと思っていたのだが、『数の世界 — 自然数から実数、複素数、そして四元数へ』と言うちょうど良さそうな本が出ていたので拝読した。
2022年2月17日木曜日
蔑視発言をした人を社会から排除する前に
教育機会を与えるべき。
低身長の男性には人権がない、誹謗中傷してくる人はキモオタ社会ゴミだから自殺した方がよいと暴言を吐いていた女性*1、eスポーツのたぬかな選手がネット界隈で一方的な非難を受ける炎上状態になり、所属チームから選手契約を解除された*2。eスポーツも人気商売で、言動はプロフェッショナルであることが求められると思うが、極端な対応である。
2022年2月15日火曜日
オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」の差出人と賛同者が負うかも知れない法的責任、負っている道徳的責任
「人をクズ呼ばわりするのに法的な根拠は一切いらない」と断言し「あなたは最低だと思います」「やっぱりキモいオヤジですね」「○○○○はボケクズ」と言うツイートをすることもあった武蔵大学の北村紗衣氏*1らが差出人となって出したオープンレター「女性差別的な文化を脱するために」だが、文面などが不法行為になっている可能性が幾つかあると一部の弁護士から批判されている。
2022年2月9日水曜日
表現の自由と言う観点からの山田宏参院議員のポプラ社百科事典批判とフェミ議連のVTuber戸定梨香批判の違い
自民党の山田宏参院議員がポプラ社が出している百貨辞典『ポプラディア』の「慰安婦」と「強制連行」の項目の記述が酷いので対応策を検討するとツイートし*1、ネット界隈の左派から非難を受けている。これに便乗して、ネット論客の青識亜論氏が、フェミ議連のVTuber戸定梨香批判を支持した左派は、山田宏参院議員のポプラ社百科事典批判も支持しなければならないと主張しているのだが、表現の自由と言う観点から見るとまったく異なる次元の話だ。
2022年2月8日火曜日
帰納を誤謬推理とする前に、意思決定理論に沿ったものかを考えよう
とある話の流れで、蛇に噛まれたあとに発熱した人が、「蛇に噛まれると熱がでる」と結論したのは、前後即因果の誤謬/早まった一般化*1になるから誤謬推理だが、この誤謬推理を犯す人の方が、毒ヘビを避けるようになるので、生存確率が上がると言う意味で、正しい行動を導いており有用と言う話をされた*2のだが、そうとも言えないので指摘しておきたい。意思決定理論に沿った推論でも毒ヘビを避けるようになるし、そうすれば誤謬推理とは言えないので、誤謬推理が生存確率を上げるとは言えない。
2022年2月7日月曜日
ツイフェミの「おてんばだった幼なじみとサイゼリ●でデートしてみた。」への非難に関して
プロの人なのだが、rioka氏がTwitterに「おてんばだった幼なじみとサイゼリ●でデートしてみた。」と言うマンガを流し、「チー牛の妄想全部詰め込んだ理想の美女」「絵が下手くそ」「謎構造の服」とツイフェミが難癖をつけている。万を超えるお気に入りがついているので、非難しているのは相対的にごく少数なことが分かるし、ぱっと見、現実点では、オピニオン・リーダーのジェンダー社会学者あたりも言及していないが、表現の自由戦士の一部はご立腹だ。
2022年2月6日日曜日
ダークサイドに堕ちた人文系の人々とは
専門用語を独自解釈で振り回し、文献もまともに読まずに牽強付会、他分野の知見について紹介されても一顧だにせず、理屈は誤謬推理と言うかほとんど詭弁、主張が批判されれば批判者を差別主義者扱い、自分も罵倒するのに誹謗中傷されたと涙ながら訴える、どう見られるかを考えてSNSで発言できない大学教員のことを指すのでは無いであろうか。大学に残らなかった人文系に批判的な人々のことではなくて。
2022年2月2日水曜日
日本の教育はダメじゃない — 国際比較データで問いなおす
江口某氏の某教育学者批判*1で読むべしと薦めていた『日本の教育はダメじゃない — 国際比較データで問いなおす』の内容を確認したので紹介したい。PISAとTIMSSといった国際学力調査などによる外国との比較で、日本の中等教育までは少なめの勉強時間にも関わらず学力・いじめ・健康状態などは良好なグループに属していることなどを明らかにした上で、無根拠に日本の教育に問題があることを前提にして、外国のやり方を無批判に取り入れようとしがちなメディアや教育学者を批判した本。著者らの主張の限界なども正直に書いて良心的。