2025年6月14日土曜日

ラテン系アメリカ市民「経済と雇用がよくなってインフレが収まると思って選挙でトランプに投票したのに、デタラメな移民政策をしていてガッカリ!」

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2012年のアメリカ大統領選挙では、7割のラテン系アメリカ市民がオバマ大統領を支持していたが、2024年のアメリカ大統領選挙でハリス副大統領に投票したのは56%であった*1

世論調査によると、ラティーノは物価と経済に関心が高く*2、トランプ大統領の方が経済政策に期待できると考えた人が多かったようだ。また、不法移民が入ってくると、ラティーノと労働市場で競合する可能性は高く、移民の流入阻止は利益になると考えた人もいたようだ。また、カトリックのラティーノは保守的で、人工中絶などでは共和党に考えが近い。

しかし、トランプを支持する団体「ラティーナス・フォー・トランプ」を共同設立したマイアミの共和党員が、ドナルド・トランプ大統領による大規模な強制送還キャンペーンを非難し、最近の移民取り締まり措置を有害であると強く批判しだした*3。犯罪者以外、とくに迫害の恐れのある難民を強制送還するとは何事かと言うような主張がされている。

関税を考えると経済でもガッカリだったとか、アメリカ市民か確認もせずにラティーノだと見ると移民・関税執行局(ICE)が拘束してくるのに腹を立てたのかも知れないが、一期目のトランプ政権も同様に場当たり的な取り締まりをしていたと思うし、選挙公約通りな気がしなくもないのだが。

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