ニューヨーク市でネズミを不妊症して駆除をしようと言う実験が始まる(NYT)。毒をもっても、罠を仕掛けても、ゴミ箱を減らしても効果が無いので、ゴミ箱に不妊薬を混ぜておき、ネズミの増加を抑える計画らしい。
多くのネズミはノルウェーラット(つまりドブネズミ)と呼ばれる種類で、寿命は5~12ヶ月だが、生まれてから8~12週で性的成熟し、1年間に7回出産を行い、1回の出産で最大12匹の子どもを産むそうだ。ネズミ算式に増えていく。
使われる不妊薬は、アリゾナ州フラッグスタッフのSenesTech社の薬剤ContraPestで、ネズミが体重の10%程度の量を摂取すると、5から10日後に不妊症にする事ができる。22年扱ってきた同社の共同創業者のMayer氏によると人間が食べても効果が無いそうで、彼女も高齢出産できたそうだ。
ただしラオス、インド、フィリピンなどの稲作農家での利用実績はあるものの、地下鉄での適用は初になる。都市交通局も慎重で「もし何が起きているのかが分かっていたら、それは研究とは言えない」とアインシュタインの言葉を持ち出して、責任回避に努めている。
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