ハーバード大学とボストン小児病院の研究者たちが、2007年から2010年の10万人あたりの銃火器の被害者数と、0から28までの法規制強度スコアを比較し、貧困、失業率、人口密度、家計銃保有率などをコントロールした上で、銃規制が厳しい州ほど銃による死亡者が少ない事を発見したそうだ(POPSCI)。
そもそも銃器の取り扱いが自由な州では、銃規制を導入することが困難なので、因果関係を示すものではない。法規制強度スコアが二つの銃規制の擁護団体*1の情報によるもので、法の実行力や銃器の州間移動は評価されておらず、正確なものだとは言えない。また、4年間で121,084人の銃による死亡者がいて、うち73,702人が自殺で、47,382人が他殺とあるので、銃犯罪との関係を示すものとも限らないようだ。
この研究成果はJAMA Internal Medicine誌に掲載されている。
*1The Law Center to Prevent Gun Violenceとthe Brady Center to Prevent Gun Violence。
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