F-22 Raptorの方がまだ高そうな気もするが、POPSCIでそういう話をまとめている。刻々と変わるし、米国以外の発注数などが入っていないようだが、色々と圧倒的な数字が並べられている。最大で従来機7種類を置き換える新機軸満載の統合打撃戦闘機の開発は、苦難の道を歩んでいるようだ。
- 開発開始が2001年で、当初のフル生産予定が2012年で、現在のそれは2019年。
- 当初の費用は2330億ドルで、現在のそれは397億ドルで、既に84億ドル費やした。
- 当初の国防省の発注数は2852機で、現在は2443機。現在までの建造数は65機で、2018年までの予定は365機。
- 現在の開発従事者は13,300人で、フル生産時には260,000人になる。
- 55年間の開発・建造・保守の総費用は1兆5000億ドル。
- 45カ国にまたがる生産ネットワーク。
- 開発会社のロッキード・マーティン社のロビー活動費は1530万ドルで、同社の2012年の同プロジェクトからの収入は65億ドルで、収入の14%を占める。
軍事的な重要性と近年の戦闘機の長い運用期間からすれば大した問題でもない気もするが、共和党と民主党の対立で財政問題が深刻な米国では、やはり防衛費は槍玉に上がりやすいのであろう。
ところで日本の自衛隊は老朽化機材の代替にコレを使いたいわけだが、本当に開発は間に合うのであろうか。
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