イタリアの北西部の山岳地帯にある寒村であるビガネッラ村は、毎年11月11日~翌2月2日まで一日中、陽が当たらない場所であったが、2006年に建設費用€10万をかけて8×6mのコンピューター駆動の反射板を山中に取り付け、村のメイン・スクエアに日中は陽があたるようにしたそうだ(BBC)。
写真を見る限り、谷間の寒村なのは間違いない。
南側の斜面に鏡を取り付け、谷間の村を照らしているそうだ。
村で土台と鏡をヘリで組み立て、設置箇所で組み立てた写真が以下。
以下の写真の左が工事前、右が工事後で、工事後は太陽光がまぶしいのをアピールするために、サングラスをかけている。しかし、正直、劇的ビフォー・アフターなのかは分からない写真だ。
アイディアとしては面白いのだが、ビガネッラ村は人口が200名程度で過疎化が進行中。この鏡は広場しか照らさないわけで、洗濯物を干すのにも使えなさそうだし、当時の為替レートで1500万円以上もかけて設備投資する価値があったのかは、疑問を感じる。
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