ロシアのMi-8ヘリコプターが、ヨーロッパおよびロシアの最高峰であるエルブルス山(海抜5,642m)の中腹である4,877m付近に墜落してしまい、身動きが取れないと複数のサイトで報じている(Izismile、Gizmodo)。
Mi-8は整備不良の少ない良機として知られるが、2009年製のこの機体は大破している。アルペニストのIlya Yahsin氏が放棄されているのを発見したそうだが、険しい山岳なので機体回収ができないようだ。
世界でもっとも眺めが素晴らしい場所に墜落したヘリコプターかも知れない。
詳しい墜落時の事故状況は伝わっていないが、どうやら乗員は無事だが、山岳警備隊にジャケットやブーツを借りて、食料を分けてもらう羽目になったらしい。
ヘリコプターは離着陸に広い滑走路が不要なので山岳地帯で利用されているが、山地での運行の安全性は高くは無いようだ。日本でも、2010年7月の秩父市、2009年9月の北アルプス・奥穂高岳(高山市)、2007年7月の奥穂高岳(松本市)と山岳地帯でのヘリコプターの事故は相次いでいる(産経ニュース)し、海外でも2003年5月にエベレストで遭難救助にあたったヘリコプターが着陸時に事故になり死傷者が出ている(BBC)。
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