嵐が来て強風時、しかも横風が吹いているときの飛行機の着陸は難航する。そのため大空港では横風用滑走路が用意されていたりするわけだが、そんな横風の危険性が分かる動画がアップロードされていたので紹介したい。ただし、飛行機に乗るのが怖くなるので、飛行機に乗らない人か、死ぬのが怖くない人にお勧めする。
その動画は以下の、2008年3月1日のルフトハンザ航空ミュンヘン発ハンブルグ行のA320型機の着陸シーンだ。着陸を試みた瞬間に秒速69m(155mph)の横風に煽られて機体がバランスを崩し、左翼が地面と接触したものの、パイロットの腕で建て直し最離陸することに成功している。なお、2回目の着陸では無事着陸できたそうだ(wbztv.com)。
機体内はかなり揺れ、乗客131名のキャビンは数分間沈黙が続いたという。
角度的には、羽田空港の16Lへの着陸(城南島上空から旋廻して着陸)や、昔の香港啓徳国際空港での着陸で見られる程度だが、秒速69mの風はかなり異常で、墜落して大惨事になっても不思議は無い。パイロットの腕で事故にはならなかったのが幸いだ。
こんな暴風雨の中で着陸機を撮影していた航空マニアの人も、喜んでいるに違いない。
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