2010年10月3日日曜日

購入予定・満足度調査においても、AndroidがiPhoneに肉薄する

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InvestorPlaceが、ChangeWaveのユーザーの満足度においてAndroidがiPhoneに肉薄しているとの調査結果を紹介している。

従来は、次に欲しいスマートフォンの種類と満足度においてiPhoneのスコアが高かった(ITmedia)ため、iPhoneが最も優れたスマートフォンだと見なされる事もあったが、今回の調査結果はそれを覆しうる結果となっている。

ChangeWaveの調査は9月23日に行われたもので、回答数4,000を得ている。下図の、90日以内にスマートフォンの購入を予定している層を対象にした「次に欲しいスマートフォンの種類」では、前回はiPhone OS(iOS)が50%とAndroidに20%の差をつけていたが、今回のiOSは38%に低下しAndroidに1%と迫られている。

これはAndroidの急激な伸びによるものだと解釈することができるだろう。下図の時系列データでは、Androidは1年間で29%の伸びを示している。

下図の現在のスマートフォンに対する満足度においても、iPhone(iOS)は74%であり、Androidは65%となっている。8月のニールセンの調査では、次もiPhoneの購入を予定しているiPhoneユーザーは89%であり、次もAndroidの購入を予定しているAndroidユーザーは71%に過ぎなかった。

この調査で推測できることは、2点ある。まず、Androidの機能が一般的なユーザーに評価されていると言う事だ。マルチタスク機能の充実度や、iPhoneには無いウィジェット機能などが評価されていると考えられる。次に、iPhoneの人気が根強い事だ。実際の販売数シェアでは既に逆転しているが、この数字を見る限り、製造数の問題がなければiPhoneが依然としてシェア1位であった可能性はある。なお、噂ではジョブスが高精細な液晶ディスプレイにこだわったそうだが、液晶ディスプレイは供給が追いついておらず、ジョブスの決定が製造数を下げた可能性がある。

ほとんどのユーザーが、一つのスマートフォンしか常時は利用していないと考えられるため、この手の調査でスマートフォンの実力を測るのは不適当だが、人気のバロメーターとしては参考になる。欧米でDroidやDroid IncredibleなどのAndroid端末を入手した消費者は、大きな不満は抱いてはいないようだ。

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