2010年10月27日水曜日

広告効果でもAndroidがiPhoneを急追中

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Millennial Networkの調査によると、2010年9月にAndroid端末からの広告収入が、iOS端末(iPhone、iPad、iPod touch)からを上回ったそうだ(PCMAG.com)。

表示回数(impression)ではAndroid端末は29%でiPhoneが46%とiPhoneが勝っているが、クリック数ではAndroid端末が上回るのか、Android端末からの広告収入が初めてiOSを上回ったらしい。Android端末でのクリック率は、iPhoneユーザーを大きく上回る別の調査と整合的だ。なお、RIM BlackBerryは表示回数で19%にしか過ぎないが、四半期で18%の伸びがあったそうだ。iOSは10%の伸びでしかない。

メーカー別端末数はAppleが30.22%と以前として首位で、Motorolaが15.28%、Samsungが14.10%、HTCが4.81%とAndroidベンダーが追伸している。ただし、この数字には非Android端末も含まれる。また、機種別ではiPhoneが19.28%が依然として首位で、2位のMotorola Droidは9.66%と差が大きい。ただし、これは最近のユーザー数シェアの数字と整合的であり、その差は大きく縮まっていると考えられる。

見方によってはAndroid端末の拡大に関わらず、iPhoneの求心力は衰えていないとも言えるが、急激にインターネット広告市場での存在感は低下しているのは事実のようだ。ただし、7月1日からAppleがiPhone等iOS向けにモバイル広告ネットワークのiAdを開始しており、iOSにはアプリケーション経由での広告もあるため、同調査には含まれないiOSの広告効果もあると考えられる。

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