2010年10月12日火曜日

24年ぶりに新種の肉食哺乳類が発見される

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Mail Onlineが、マダガスカル島でマングースに似た新種の肉食哺乳類が発見されたと報じている。肉食哺乳類の発見は、24年ぶりになるそうだ。ダレル野生動物保護組合と、自然歴史博物館ネイチャー・ヘリテージと、コンサベーション・インターナショナルの調査で発見されたこの新種は、Durrell's vontsira (Salanoia durrelli)と命名された。2004年のダレル野生動物保護組合のメガネザルの調査で湖を泳いでいる所を発見・撮影され、その後の自然歴史博物館の標本調査で新種と断定されたようだ。

この新種の生物を捕獲した、保全生物学者のFidimalala Bruno Ralainsasolo氏は、アラオトラ湖の湿地帯に肉食哺乳類がいることは分かっていたが、それは東側の熱帯雨林に生息するbrown-tailed vontsiraだと思われていたと語った。しかし、頭蓋骨や歯、手足は明らかに他の水性動物と異なるそうだ。

ただし、生息域のアラオトラ湖の湿地帯は、農地の拡大と汚染、火災、侵入種の植物や魚に脅かされており、この新種の動物も絶滅の危機にあると考えられるようだ。Systematics and Biodiversity誌で共著者として発見を公表した、コンサベーション・インターナショナルのFrank Hawkins氏は、この新種の生物は、恐らく世界でもっとも生息域が狭い動物の一つで、最も大きな脅威にさらされているようだと語っている。

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