2012年6月20日水曜日

エボラ出血熱の新治療法が開発される

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高い致死率の感染症として、エボラ出血熱は良く知られている。死亡率は9割とも言われ、有効な治療法は感染後1時間以内でないと有効で無いそうだ。つまり、ほとんどのケースでは、症状を自覚したら低い生存率にすがるしか無い。しかし感染後24時間、もしくはそれ以上の間、有効な治療法が開発され、サルでの実験では良好な結果を示しているそうだ(POPSCI)。

カナダ・ウィニペグの国立微生物研究所(National Microbiology Laboratory)の研究者が、猿たちにエボラ出血熱を引き起こすエボラウイルスを与え、抗体カクテルを24時間後に与えた4匹は全て生存に成功し、48時間に与えた4匹は2匹が死亡したそうだ。抗体カクテルを与えなかった1匹は5日間生存した後に死亡した。

抗体カクテルは、ウイルスの異なるタンパク質に作用する抗体で構成されており、エボラウイルスが体内の細胞に作用するのを難しくしているそうだ。なお、毒性を評価するフェーズⅠの治験は2014年後半開始を目標としており、人間が利用できるようになるのは、かなり先になりそうだ。それまでは全身から血を流して死なないように、エボラ出血熱からは極力避けて生活する事をお勧めしたい。

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