イスラエル工科大学(Technion - Israel Institute of Technology)のLior Gepstein氏率いる研究チームが、皮膚から作成したiPS細胞を心筋に変える事に成功したと、Reutersが伝えている。
iPS細胞に三本の遺伝子とバルプロ酸を加えて心筋細胞への分化を誘導し、51歳から61歳の高齢の被験者から作成した人口心筋細胞は、若者の被験者からのと同様に鼓動したそうだ。
近年は心筋梗塞などから生還する確率も高くなり、心臓疾患の患者が増えている。心臓移植は希望者が多く長期間待たされるため、この医療技術が実用化されれば助かる患者も多いと思われる。実用化までは10年程度はかかるようだが、iPS細胞を用いているのでES細胞と異なり倫理的な問題は無い。
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