2013年3月5日火曜日

インフルエンザ・ウイルスはタイマー付

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インフルエンザ・ウイルスはタイム・スケジュールに沿って動いており、細胞に感染してから増殖して外に出てくるまで早すぎても、遅すぎてもヒトの免疫システムに負けてしまうらしい。感染してから約二日間、感染した細胞内で自己増殖しないと、他人に感染していくだけ十分な量にならない。このタイム・スケジュールを狂わせる抗ウイルス薬のアイディアがPOPSCIで紹介されていた。

感染細胞から出て行くためのたんぱく質をインフルエンザ・ウイルスはゆっくり集めているのだが、微生物学者のマウントサイナイ医科大学のBenjamin tenOever教授が率いるチームは、このたんぱく質を与える量をコントロールし、たんぱく質を多めに与えると十分増殖しないで細胞から出て来る一方、たんぱく質を少なめに与えると出てくる前に免疫細胞に駆除されることを発見した。

感染・拡散プロセスからアプローチをかけるところが興味深い。まだ細胞レベルでの実験なので治療薬まで辿りつくかが分からないが、副作用が少ない可能性もあるし、ワクチンと違って新種を捕獲する必要も無いから、ウイルスの変異にも強いかも知れない。

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