2010年8月12日木曜日

温暖化のせい?巨大氷河がグリーンランドより分離される

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米国の4ヶ月分の淡水の需要を満たすことができる大きさの、山手線の内側の4倍近い10万平方Kmの面積の氷山が、グリーンランドのペアテマン氷河より分離したとニュースになっている。現在は北極点より約1000Km南のネアズ海峡に浮いているが、場合によっては南下の恐れがあるので、大西洋を航行する船舶の脅威になるらしい。

下はBBCが伝えたNASAの衛星写真だが、確かに7月下旬につながっていた氷山が、分離しているのが分かる。

Mail Onlineの伝える所によれば、下の図のようにグリーンランドの北側に位置するペアテマン氷河だが、デラウェア大学のAndreas Muenchow教授によると、7、8年をかけて氷河は成長していたため、今回の氷山の分離は予測できたとのこと。また、過去の海水のデータは2003年からしかないので、今回の巨大氷山の分離が温暖化による影響かは、誰にも分からないそうだ。この氷山は、氷河に癒着するか、小さい破片に分離するか、塊のまま南下する可能性があるとのこと。同規模の氷山が過去にできたのは、1962年のワードハント棚氷が島から分離したときで、その小さい氷山の破片がナレス海峡の島の間に詰まったそうだ。

なお温暖化やエル・ニーニョ現象と結びつける情報は無く、また南下を始めているわけではないが、メディア各社は温暖化の影響や、タイタニック号事件の再来を警告するような論調で記事を書いている。近年、レーダー技術の発達もあり、氷河で船舶が沈没したというニュースは聞かないので、本当に脅威かは疑問だ。しかし、本当にこの氷山が南下したら、北海油田の石油掘削施設は大規模な避難作業が必要になるのかも知れない。

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