ハイテク産業調査会社のCanalysによると、2010年第2四半期はAndroidが34%、RIMが32%、Apple(iPhoneだけか、iPadも含むかは不明)が21.7%のシェアになり、ついにAndroidがiPhoneを逆転した(Engadets)。ニールセン調査でも、米国市場でAndroidが27%、iPhoneが23%のシェアで、Canalysの数字と整合的だ。米国では、AndroidがiPhoneを早々と打ち負かしたようだ。そしてCanalys、Nielsenともに、世界的な傾向である事を付記している。
スマートフォン市場は前年比60%で成長しているので、Appleの業績は相変わらず好調ではあるが、この数字はAndroid製品群が十分にiPhoneに対抗しうる事を示している。ただし、Appleは新製品の発売前の時期にあたり、例年、販売数量を落とす四半期であるため、好調な売れ行きのAndroid端末が市場を制したも言える。
2010年第3四半期は、スマートフォンへの需要がとても高いので、各社とも在庫を十分に確保できるかがポイントになるであろう。iPhone 4の売れ行きは好調だが、公表されている数字から単純計算をすると、iPhone 4発売後の7月もAndroidの方が好調である(AndroidがiPhoneよりも売れている!?)。米国市場固有の問題としては、一般的なアメリカ人の手のサイズからすると、iPhone 4は小さすぎるという指摘もあり、アンテナの受信感度問題もあることから、継続的にiPhone 4が人気を維持できるかはやや疑問が残る。在庫が潤沢になってきた状態でiPhone 4がAndroidを上回る販売数を達成できるかが、注目されるであろう。
2 コメント:
賢者が選ぶなら当然の結果と思っている。
コメントありがとうございます。古いAndroid端末のHT-03Aでさえ、USBストレージになったり、色々とiPhoneより便利な面はありますよね。
コメントを投稿