デモや暴徒の鎮圧は難しい作戦だ。放置しておくと東ドイツのように体制崩壊になる場合もある。しかし、ギリシャの暴徒は火炎瓶を投げているし、韓国の暴徒は戦車を燃やす事もできるし、アフガニスタンの暴徒は自爆テロの危険もあるし手は抜けない。逆に、ロシア革命もデモ隊に不用意に発砲してしまったからと言われているし、下手に暴力的だと逆に治安維持に失敗する。この政治的にセンシティブなデモや暴徒の鎮圧を、科学の力で何とかしようと言う国が現れた。どこ? ─ もちろん、米国だ。
DVICEによると、Active Denial System (ADS)と言われる兵器は、500m先に95GHzの電磁波を照射して“熱い”思いをさせるそうだ。ゴム弾等と異なり回避不可能で、体験したレポーターが瞬間的に飛び退いているぐらいなので、非情に不快な事は間違いない。この周波数の電磁波は0.4mmしか貫通しないため人体には影響が無く、また連続3秒しか照射しないようになっているそうだ。容赦なく蛆虫どもにぶっ放せる・・・と米陸軍が考えているかは記載がなかった。
2007年に開発中の機材が公開されたのをBBCが報じていたのだが、それが11,000回の試験によって威力が実証された状態のようだ。早ければ2010年には配備されるような計画だったようだが、まだ実践投入の予定は無いようだ。より小型のバージョンも開発が検討されている。
2 コメント:
これってマイクロ波加熱なんですかね?だとすると、アルミホイル一枚で遮蔽できてしまうかもしれません。近未来のデモ隊は、アルミホイルを巻き付けたスタイルがデフォルトかも。
>>Chiznops さん
そういえば、そんな手が(笑)
段ボールにアルミホイルを巻きつけた盾と言う、対抗手段も出てくるかも知れませんね。
騒音発生器の方が防御しづらいかも知れません。
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