"15 Grammar Goofs That Make You Look Silly"と言うinfographicがTwitterで流れていた。恐らく英語ネイティブが良く間違える混同表記で、英語を扱う日本人も知っておいた方が良いので内容を紹介したい。英語熟練者はネイティブでもこんなモノと笑う所らしいが、英語運用能力が低い人は笑ってもいられない現実がある。
追記(2012/03/07 16:00):タイトルの「間違え」にツッコミが多数あったのだが、辞書を引いた限りは『「間違い」に同じ』とあり問題が無さそうなので、そのままにしておく。なお、大辞泉にも『間違え』があり、時事ドットコムのタイトルも「座り間違え」になっていた。
- 1. YOURとYOU'RE
- 中一レベルだが、最初はこれ。
- 2. IT'SとITS
- これも中一レベルだが、序盤は誤字・脱字的なもののようだ。
- 3. THERE / THEIR / THEY'RE
- 所有形と短縮形を間違えるのが、良くある傾向のように思える。
- 4. AFFECT / EFFECT
- これは『英語ライティングルールブック』にも紹介されていた事例。名詞形と動詞形を混同することは注意したい。
- 5. THEN / THAN
- 日本人は比較級の一部分としてTHANを覚えていそうだが、ネイティブは音的に混同するようだ。良くあるミススペルなのであろう。
- 6. LOOSE / LOSE
- LOOSEは名詞や形容詞として使えるが、LOSEはそうでは無いと言う指摘。発音記号は違うものの、Oの数はすぐ間違えそうな気がする。
- 7. ME, MYSELF, AND I
- この使い分け、間違えるのであろうか。Myselfは難易度が高そうだが。
- 8. IMPROPER USE OF THE APOSTROPHE
- ' の使い方を間違えるらしいが、上述の(1)~(3)もその類。
- 9. COULD OF, WOULD OF, SHOULD OF
- それぞれcould've、would've、should'veの間違えらしい。音的には近いと言う事であろう。
- 10. COMPLEMENT / COMPLIMENT
- どちらにも余り縁がありません。
- 11. FEWER / LESS
- 可算名詞と不加算名詞で使い分けを気をつけましょうと言う事らしい。ネイティブだと間違えなさそうだけど、そうでもないようだ。
- 12. HISTORIC / HISTORICAL
- 日本語に直すと、どちらも『歴史的な』になりそうな形容詞だが、hisotricは歴史的に重要なものに付ける。
- 13. PRINCIPAL / PRINCIPLE
- 同音異義語でスペルも似ているため、間違えてしまうのは良く分かる。
- 14. LITERALLY
- 「文字通り恥ずかしくて死にそう」とかが誤用らしい。日本語だと「絶対に~」が相当する表現な気がする。スポーツの「絶対に負けられない戦い」の約半数は負けている。
- 15. THE DANGLING PARTICIPLE
- 懸垂分詞と言われても良く分からないが、~ingと言う現在分詞の副文と、本文の主語が一致していないケースが例にあげられている。日本語でも長文は主語と述語がねじれることがあるが、そういうケースのようだ。
プログラミング言語だと『C++ 100の作法』のような禁じ手リストがあって、初学者を超えつつある人の学習の助けになったりしているが、英文法でもこのような駄目リストがあっても良いと思う。欧米人で相手の英語の間違えに寛容ではない人もいるらしく、無用なトラブルを避けるのに役立つかも知れない。
1 コメント:
はじめまして。
7のmeとIの使い分け、簡単でしょうか。
少なくとも、私にとっては難しい問題です。
than meとthan I、It is meとIt is Iを説明できる人がどれくらいいるでしょうか。
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