2013年3月9日土曜日

生きた動物を使った戦傷治療の訓練で揉める

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BBCが生きた動物を使った戦傷治療の訓練(生体組織トレーニング*1)の是非を巡って、動物愛護団体が中止を求めて抗議を行い、米軍が必要性からそれを拒否していると報じている。

2013年の国防権限法により、陸・海・空軍参謀長は議会で生体組織トレーニングをどのように終了するか説明を求められるのだが、米国防省は他に有効な代替が無いと必要性を訴えており、練習にされる動物は思いやりをもって麻酔をされた状態で扱われていると主張している。逆に動物愛護団体は、人間と動物の構造の違いがあるので、訓練は限定的な意味しか持たず、野蛮で不必要だと非難している。

NATO諸国で22カ国は生体組織トレーニングを行っておらず、政治的には不要論もあるのだが、米国や英国では必要性が認識されているようだ。米国防省によると、現在の90%を超える負傷者の生還率が生体組織トレーニングが有効性を示しており、立証された有効な代替訓練は存在しないそうだ。

国防長官は犬を使う事を禁止させられたが、米陸軍は国外では生体組織トレーニングを続行している。マネキンや死体などでも訓練は行うのだが、戦場を模した生体組織トレーニングが訓練のクライマックスになっている。同訓練では豚と山羊が使われることが多く、動物愛護団体Petaによると年に1万匹の動物、主に山羊が米陸軍で使われているそうだ。

*1live tissue training

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