2010年9月13日月曜日

目薬で近視が防止可能?原因遺伝子が発見される

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Mail Onlineが、近視の原因遺伝子が発見され、児童に限れば点眼で近視を治すことができるかも知れないと伝えている。

眼球が異常に成長することが近視の原因で、場合によっては網膜が剥がれ落ちて失明を引き起こすときもあるが、ロンドン大学のPirro Hysi博士が中心となった国際チームは、RASGRF1という遺伝子に欠損があると、この異常成長が発生しやすい事を突き止めた。

研究チームは、英国の4000人以上の双子のDNAを比較し、この遺伝子を突き止め、さらに1万3000人の英国、オランダ、オーストラリア人で結果を確認したそうだ。双子は先天的な要因と後天的な要因を区別しやすいため、この種の研究では良く用いられる。なお、英国の45%が原因遺伝子に問題があり、原因遺伝子に問題がある人は、近視に2倍、なりやすいらしい。

これまではデスクワークや野外活動の不足のようなものが近視の環境要因だと信じられてきたが、どのように近視になるかは分かっていなかった。しかし、原因の遺伝子が特定されたと言う事は、近いうちに薬剤か遺伝子治療で、眼球の異常成長を防止できる可能性が高まったと言える。子供のうちであれば近視を予防することができるようになるかも知れない。

ただし、環境的な影響も考えられ、他の遺伝子が影響していないとも限らない。2番目の調査でオランダ人研究者たちは、他の原因遺伝子も特定している。また、新薬は危険性がつきまとうため、子供に点眼をするのは完全に安全性が立証されてからになるであろう。それまでは、外に出て地平線を見つめるようにするなど、生活習慣を見直す方が現実的のようだ。

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