2010年9月19日日曜日

人間の7つの退化器官

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進化はずしも完璧に進むわけではなく、退化した器官は生物の体に残っている場合がある。

これら退化器官は、祖先では機能していたのだが、現在は縮小、萎縮して、あまり役に立たなくなっているものだ。しかし、進化の過程の重要な情報であり、進化の系統図を教えてくれる。

なぜならば、隔世遺伝などもあるが、生物の器官は祖先から引き継いでいる。系統が異なる生物の器官は、それと異なる祖先の生物に現われないからだ。だから、哺乳類に羽は生えていないし、霊長類に魚のエラは無い。

そんな進化の過程の手がかりになる人間の退化器官が、DivineCarolineに上げられていたので紹介したい。

1. 尾てい骨
哺乳類の中でも、類人猿と人間は尻尾を持たないが、初期の人間の胚には尾があり、通常は成長とともに消える。たまに尾骨が長い子供が生まれるようだが、出世時の状態で成長は止まり、何事も無く消えてしまうそうだ。
2. 親知らず
第3臼歯としても知られる。人間の祖先は草食動物であったため、植物を磨り潰して食べるのに丈夫な臼歯が必要であった。理論的には三分の一の人は依然として磨り潰すのに使えるそうだが、横向きに生えてきたりして虫歯や炎症などのトラブルを引き起こしうるので、大抵は抜歯されることになる。
3. 虫垂
虫垂炎(古くは盲腸炎と思われていた)になる虫垂は、草食動物であった祖先の名残で、他の動物ではもっと大きくセルロースの消化に役立っているが、人間ではほとんど機能していないと考えられている。虫垂炎のときに除去して何も問題が無いが、一部の研究者は免疫システムを助けたりなど、補助的機能があるのではないかと考えているようだ。
4. ビタミンC生成の偽遺伝子
ビタミンC欠乏症は、壊血病をもたらし、死に至ることもある病気だ。しかし、テンジクネズミと霊長目を除く人間の祖先は、ビタミンCを生成することができる。これは、機能していないビタミン生成機能を人間が持っていることを示している。1994年に人間から、ビタミンC生成に必要だが、現在は機能していない偽遺伝子が発見された。この偽遺伝子は、テンジクネズミと霊長目の一部からも発見されている。
5. 男性の乳首
男性の乳首は役に立っていないので退化器官だと言われているが、実は正確には異なる。胚の段階では性別が無く、その後、ホルモンの出現によって男女に分化するため、女性として成長した場合は必要になるためだ。
なお同種のものに、女性に精管、男性に子宮の痕跡があるそうだ。
6. 鳥肌
鳥肌は寒さや恐怖、あるいは不快感などに反応して皮膚の毛穴が強く閉じられる現象だが、猫のような動物では毛を逆立てて、外敵に体を大きく見せるために発生する。毛の無い人間では鳥肌は意味が無いが、心理状態を表すコミュケーション・ツールとして使われていると考える事はできる。
7. 性フェロモン感知器官
人間にも、鋤鼻器と言われる他の動物と似た性フェロモン感知器官が存在するが、脳への神経接続が失われており機能していない。

以上にあげられた以外にも、退化器官はあるそうだ。

ところで、退化器官は既に不要になったものだと思いがちだが、胸腺のように後で人体での役割が分かるケースもある。また、生物の器官が退化する仕組みは、エネルギー分配説や中立進化説などがあるが、良く分かっていないようだ。

近年はバイオテクノロジーの進化が著しく、遺伝子組み換え生物が徐々に生活を変えていっているが、進化については未知の事も多いらしい。

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