Nexus 7とWiMAXで御機嫌だったのだが、アウト・カメラが無い事を散々バカにされたから対策を考えてみた。つまり、Eye-FiでデジカメからNexus 7にデータを転送を試みた。「圧倒的じゃないか、我がモバイルは!」と言えるレベル。
Eye-FiはデジカメのSDカードにWi-Fi(無線LAN)を内蔵させて、画像データをクラウド・サービスに送り込んだり、スマホ等からどんどん送り込んだり出来る製品だ。後者はダイレクトモードと呼び、2011年から付いた機能で、今回はそれを使う*1。
1. ハードウェア構成はシンプル
デジカメも古いし、一番廉価なEye-Fi Connect X2 4GBを調達する。駄菓子で吊るされているオモチャのようなパッケージは、SDカード状の本体(正確にはSDHCカード)、USBカードリーダーが入っている。
なお、デジカメの機種を選ぶ所もあるので、Eye-Fiカードとカメラの互換性を確認してから購入することをお勧めする。
2. ソフトウェアのインストールは容易
本体を差し込んだUSBカードリーダーをPCに差し込んだらAutorunで自動的にインストーラーが立ち上がるはず・・・だったのだが、動かないのでAutorun¥Autorun.exeを動かす。米国メーカーらしいじゃないか!
「Eye-Fi Center セットアップ方法(Windows版)」を見ながらセットアップ。途中で「Androidアプリ セットアップ」に分岐するのを見逃さないようにすれば、問題なくダイレクトモードで設定ができるであろう。
AndroidにインストールするアプリもGoogle PlayでEye-Fiで検索したらすぐ見つかる。ただしアップロード設定と、アプリケーション設定は、『通知』以外のチェックは外しておいた方が挙動が分かりやすいと思う。特に『自動接続』は切っておくべきだ。
3. 使い方の説明は欲しい
設定は以上なのだが、米国メーカーらしく、使い方の説明がほとんど無い。「ガンダム大地に立つ!!」以下、ニュータイプ専用。
カメラの電源をオンにしたりシャッターを切ると、Nexus 7の通知に「Eye-Fiカードが通信範囲内にあります」と出る*2。それをクリックすると、一覧が出る。Eye-Fiカードを選択すると、「接続をクリックするとインターネットから切断して・・・」と言う警告が出るので、それを許可するとデジカメからNexus 7に転送が始まる。バグなのか通知内のプログレス・バーが最後まで行って消えないのだが、バーが動かなくなったら完了しているようだ*3。転送自体は迅速に終わる。
癖としてはEye-Fiに接続を開始するときも、Eye-Fiとの接続を終了して元の接続に戻るときも、無線LANの電波を掴まないときがあるので、設定のWi-Fiでスキャンするなりした方が良いかも知れない。また転送途中でデジカメの電源がオフになると途中中断になり、再び電波が見つかったときに自動的に再転送を開始するようだ。
4. 満足度は高い
転送中は無線LANが他の用途に使えなくなるので、インターネットにつなげない等の弊害もあるが、ごく短時間の問題だ。ケータイのカメラよりはコンデジの方が画質はずっと良く、出先でデジカメの中身を見るときなどには重宝すると思われる。デジカメの液晶も大きくなって来ているとは言え、7インチのものは無いはずだ。
なおタブレット、モバイルルーター、デジカメとフィーチャーフォンを持ちあるく事で、通常の三倍どころか、四倍の重量で移動すると賞賛される事になる。ノートPCはばれないように、カバンから出さない事をお勧めする。
*1ダイレクトモード以外は、いつ転送されるのか分からないのでストレスが溜まる。「ダイレクトモードだけでも価値あり」とされているが、「ていうかコレだよ!! コレがやりたかったんだよ俺は!!」の方が、より正確な感情表現であろう。
*2インターネット接続のWi-Fiよりも、Eye-Fiの方が優先されるようだ。ITmediaの記事では、優先度が低いような記述があったが、記者の誤解か、ソフトウェアがアップデートされて改善したのだと思われる。
*3今後のアプリケーションのアップデートで改善しそうな挙動。
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