POPSCIで、感染症を知らせ、治りを早くする縫合が開発中だと紹介されている。
Small誌に掲載されたイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のJohn Rogers教授の発明では、薄いシリコンのセンサーが高分子化合物かシルクの紐に埋め込まれており、縫合面の温度で感染症を感知する。また、センサーを逆にフィラメントとして加熱することで感染症の治療も行えるそうだ。
センサーを作るのには、シリコンウェハーを化学的に切断したり、ナノ皮膜を紐にするのにゴム印を使ったり色々と工夫があるようだ。最後に金属の電極とワイヤーを先につけて、エポキシ樹脂で固める。シリコンのダイオードと、プラチナの抵抗と、金のヒーターがついた豪華仕様。とても太そうな縫合糸である。
医療現場では傷口の黴菌が問題になりやすいのか、化膿すると色が変わる絆創膏も開発されていた。こちらは水素イオン指数(pH)を見るようになっていたが、モチベーションは同じであろう。
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