2013年5月27日月曜日

ギャングとハチの行動パターンは同じ

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同じ餌を食べる異なる種の間の個体数の変化を表す、ロトカ=ヴォルテラの競争モデルと呼ばれる微分方程式がある。ニホンタンポポとセイヨウタンポポのような関係を表現できるわけだ。この方程式は個体数ではなく、空間、つまりハチのような生物の縄張りの大きさにも応用する事ができる。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の人類学者Jeffrey Brantingham氏が、このロトカ=ヴォルテラの競争モデルをロサンゼルス東部Boyle Heights近郊の13の同じ大きさの犯罪組織に適用し、それらの縄張りの境界を計算した(Mail Online)。

モデルから予測されるに、58.8%の抗争がこの縄張りの境界の322m以内(0.2マイル)で、87.5%の抗争が644m(0.4マイル)以内、99.8%が1.6Km(1マイル)以内で発生するそうだ。1999年から2002年の563のギャングに関連した発砲事件は、それぞれ58.2%、83.1%、97.7%であり、モデルの正確性が分かる。

Brantingham氏曰く、警察リソースは有限なので、この数理モデルを役立てて欲しいとの事だが、要するにギャングとハチの行動パターンは同じと言う事のようだ。この世に生けしものは全て似てくると言う事なのであろうか。

日本の暴力団はそうは頻繁に抗争を起こさないので、このモデルを当てはめる機会は無さそうだが、セイヨウオオマルハナバチの侵入で在来種が圧迫されているのでは無いかと問題になっている*1

実態を掴むために、東北大学でマルハナバチ国勢調査研究が開始されており、iPhoneやAndroid等のGPS付ケータイで位置と日時の情報の入った写真を募集している。コンデジ撮影でも位置と日時が分かれば研究に役立つようだ。iPhoneは持っていて、カメラ性能は詳しく語れるけれども、撮影する恋人などがいない人に、ぜひお勧めしたい。

*1特定外来生物が引き起こす主要な問題なので、ザリガニなど他にも事例はある。なお、米国のマルハナバチも個体数の減少が危惧されており、近年、注目を浴びる身近な昆虫になっている。

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