2012年10月19日金曜日

金に還元してくれる細菌

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塩化金(AuCl)や塩化金酸(HAuCl4)から純金(Au)を作り出す細菌Cupriavidus metalliduransを、ミシガン大学の研究者が発見したそうだ(DVICE, MSU News)。

塩化金酸は劇物だが、従来、科学者の間で知られているバクテリアよりも、少なくとも25倍の耐性があるようだ。硫酸還元菌*1みたいな存在。

毒から金を造り出せる事にノリノリになったのか、この菌を使ったアートと言うか機器The Great Work of the Metal Loverが作られた。バイオと芸術の融合による塩化金酸を純金に変える錬金術だそうだ。24金の金鍍金で出来た持ち運び可能な実験器具。塩化金を大量に与えて約一週間で、砂金を生成したそうだ。

Kazem Kashefi助教授(微生物学・分子遺伝学)とAdam Brown助教授(電子芸術・媒介物)がどのような顔でコレを作ったのかは見てみたかったが、残念ながら写真は公開されていなかった。仕方が無いので、芸術作品の実験器具を見てみよう。

走査型電子顕微鏡で撮られた画像のシリーズや、バクテリアの作った金鉱床を24金の金箔でイルミネーションしていたりもするらしいのだが、該当する写真は見当たらなかった。ともかく、科学が現象の世界を説明しようとし、アーティストとして現象を作り出そうとしたそうだ。芸術には科学研究を推進する力があるらしい。

何を言っているのか良く分からないが、この金ピカの器具はBrown助教授曰くサイバー・アートの高名なコンテストであるオーストラリアのPrix Ars Electronicaで10月7日まで展示されていた。なお、金酸化物から還元反応で金を取り出すだけなので、コスト的に見合うものでは無いようだ。

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