2010年9月15日水曜日

初の人工卵巣が造りだされる

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

POPSCIが、卵巣細胞がいかに作り出され、相互作用するかの研究中に、ブラウン大学の研究者と同僚たちは人工卵巣を作り出したと報じている。

ある形状と構造に細胞の成長を促す、特殊な成形用アガロース・ゲルと、特殊な(立体的な構造の細胞培養のための足場を持つ)3Dペトリ皿と、ドナー細胞のサンプルを使い、卵巣内の主要な3種類の細胞が特別な三次元構造に誘導し、人間の卵子が成熟するまで保持する人工組織を作りることに成功したようだ(右上の写真)。

研究者たちは、卵巣内の主要な細胞の一つのドナー莢膜細胞からハニカム状の構造を作り出した。ひとたびハニカム状構造が用意されると、その構造の隙間は、人間の卵巣のように、顆粒膜細胞で埋められた。僅か数日の間に、この人工細胞構造は卵巣として機能しだし、卵子細胞を内包するようになった。卵子は未成熟状態から完全に成熟したそうだ。ただし、卵子を維持・成熟させることは可能だが、卵子自体を生成する機能は持っていないようだ。

この卵巣は、研究室内では卵子の生成と卵巣の機能の研究のために用いられるが、医療手段としても用いる事ができるかも知れない。つまり、ガン治療中や不妊症の女性の体内から、未成熟の卵子を取り出し体外で成熟させることで、医療に役立たせられる可能性がある。

0 コメント:

コメントを投稿