現代社会は工業化されているので機械とは縁が切れ無いはずなのに、分業体制が出来ているので機械の知識なく生活が出来るようになっている。これは素晴らしい事なのだが、工学的な感覚が無くなり、よくいる経済評論家のような事になりかねない。だから、たまには「図解・わかるメカトロニクス」のような本で“常識”を確認するのがいいと思う。
本書はメカトロニクスと言いつつ、機械だけの機構も紹介しているのだが、その辺の27種類の機械の構造を説明してくれている。ページ数的に一つ一つの説明が詳細と言うわけではなく、博物館の解説パネル的な感じで、理解に苦しむと言うか、理解できそうにない部分もあるのだが、どういう素材や仕掛けを応用しているのかは知ることができる。インターネットで検索するか、他のテキストなどで知識を補完すれば万全であろう。
ただし取り上げている題材は身近な物が多いので、興味が持てるか否かは人によりそうだ。しかし非モテ男子で初デート中に話すことが無い人には、そこそこの題材にはなりそうな気がする。遊園地のコーヒーカップで遊星歯車を熱く語る事で愛が育めるのかは分からないが、間が持たないことは無いであろう。彼女のデジカメに搭載された超音波モータについても話せるし。
彼女が本書を読んでいたら、悲惨な事になりそうだけど。
1 コメント:
何この見てもらう為に無理やりくっつけた感。
デート中に工業機会の話なんか語り始めたら、
普通に嫌がられんだろ
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