やまもといちろう氏がファーストリテーリング社とワタミグループの離職率が高すぎ、これでは使い捨てだと言う指摘をしているのだが、3年離職率が5割程度で驚くことは無いと思う。決して低くは無いが、「新規学卒者の離職状況に関する資料一覧」を見ると、小売業で4割前後、宿泊・飲食サービス業で5割前後の3年離職率がある。
年度 | 就職者数 | 3年離職率 | 2年離職率 | 1年離職率 |
---|---|---|---|---|
2005 | 44535 | 44.1% | 34.3% | 19.6% |
2006 | 46152 | 41.9% | 32.7% | 19.8% |
2007 | 46982 | 36.8% | 29.1% | 17.0% |
2008 | 45618 | 36.2% | 26.0% | 15.3% |
2009 | 44118 | 35.8% | 26.9% | 14.8% |
年度 | 就職者数 | 3年離職率 | 2年離職率 | 1年離職率 |
---|---|---|---|---|
2005 | 8957 | 53.0% | 41.4% | 24.5% |
2006 | 9298 | 52.3% | 40.9% | 24.5% |
2007 | 9772 | 48.3% | 37.4% | 21.4% |
2008 | 10208 | 45.7% | 33.3% | 18.8% |
2009 | 8912 | 48.5% | 36.1% | 19.5% |
※ 離職率は大卒のもの
待遇が悪いと言うのもあるし、技能蓄積が望めない事に気づいてライフプランを見直す人も多い。実態としては、労働者が職場を使い捨てている。業界に無理があるとも言えるが、生産に必要とされる技能の性質は経営者が決められる事ではない。
ソフトウェア・エンジニアも離職率が高い職種で、昔は例えば国際事務機器公司の1年離職率は50%と言われていた。最近の大手は、安定した職場になっていたりするのであろうか。親請けの人の顔を覚えられないので、実態が感覚として掴めない。
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