2013年5月12日日曜日

マネーストックはGoing My Way!

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

まだインフレ目標の宣言が2013年1月22日で、黒田新総裁が誕生したのが3月で、黒田バズーカの発表が4月4日だから、インフレ目標と量的緩和の組み合わせとしてのリフレーション政策の是非を議論するのには早いと思うが、元官僚の高橋洋一氏が『マネタリーベースはコントロールできて、マネーストックはできないというのは、○○理論で、もう存在しない。どっちもコントロールできるから、どっちで話してもいい。』と謎な事を言っている。

本当かなとマネタリーベースとマネーストックのデータをダウンロードしてみてプロットしたのだが、マネーストックは我が道を突き進んでおり、リーマンショック(2008年9月15日)も、東日本大震災(2011年3月11日)も、そしてインフレ目標の宣言(2013年1月22日)にも反応していないようだ。恐らく過去の研究ではそうであったので、計量的な時系列分析をかけても結果は変わらない。

教科書的なマクロ金融理論が通用しないのは確かで、リフレーション政策でマネーストックをコントロールできると主張するには、もう少しデータがたまるのを待つ必要があるであろう。

ところでIDOLM@STERの販売本数あたりの通貨流通速度は、コンソール・ゲームの中では異質の高さがありそうな気がする。追加課金が惨い。

3 コメント:

sinta kyu さんのコメント...

http://getnews.jp/archives/276644
のグラフ上から二番目マネタリーベースの部分と三番目マネーストックのグラフを見れば判り易いのですが 多少のラグがあるにしてもマネタリーベースとマネーストックがある程度連動しているのが良くわかる筈です

一番上のグラフは1994年ぐらいまでは連動してるようにみえますがそれ以降は連動していないじゃないかというグラフです
ただ拡大して比べてみれば(二番目と三番目のグラフ)それ以降も連動しているじゃないかということが判るはずです 

uncorrelated さんのコメント...

>>sinta kyu さん
ゼロ金利制約下ではマネタリーベースとマネーストックが連動しないと言われていて、2001年からの量的緩和の効果をもっとフォーマルに研究した論文でも、効果が無い事が分かっています。

複数の図を見比べてみると、増加率と増加率が連動しているように見えるのかも知れませんが、時系列特有の単位根などをコントロールすると、恐らくそれも相関もほとんど無いレベルかと。

なお示されたページの2枚目と3枚目の図は、どちらも変化率ですが、かなりスケールが異なっていて、それをあわせて同時にプロットすると、ラグをとっても相関が無い事が分かると思います。

http://www.flickr.com/photos/uncorrelated/8732268740/

sinta kyu さんのコメント...

返信有難うございます。
確かにゼロ金利下では相関性は非常に低いですよね

高橋洋一さんがいいたかったのは
これからはゼロ金利以前の頃の様になるからどちらでもコントロール出来る様になりますよということなのかな

コメントを投稿