2010年9月26日日曜日

スペース・デブリ用の宇宙探査機が打ち上げられる

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2007年の中国の人工衛星破壊実験で出来たデブリと、国際宇宙ステーション(ISS)がニアミスをする事件が、2010年7月にあった(POPSCI)。この事件に限らず、衛星軌道上にはゴミが増えてきており、将来的に大きな環境問題になるので無いかと危惧されている。

デブリは高度によって、秒速3~8Kmと高速に移動しているので、小さな破片でも人工衛星などに大きなダメージを与えるため危険だ。このため各国でスペースガードと呼ばれる地球近傍のデブリの観測が行われ、デブリはカタログ化されており、その数は約9000となっている。しかし、地上からレーダーと光学望遠鏡で観測しているため、35,000Kmほどデブリと離れている上に、光学望遠鏡は天候や大気の状態に影響され、また全てのレーダー基地が深宇宙軌道を観測できるわけではなかった。

米空軍は、地球を周回するスペースデブリと数百の活動中の衛星の両方を、24時間妨げられることなく監視する宇宙探査機SBSSを、9月25日(土)にバンデンバーグ空軍基地を打ち上げる予定だ。SBSSは回転支柱に搭載されたセンサーを持ち、衛星全体の向きを調整することなく、カメラを高速に回転させることができる。SBSSは柔軟性のあるシステム構造で、後で衛星とセンサーを追加する事もできるそうだ(POPSCI)。SBSSは、従来の地上からの観測システムよりも、高速かつ正確に深宇宙軌道の物体を発見・補足することができる。

ボーイング社がSBSSの、地上システムと初期の作戦指令を含む全体システムを担当し、Ball Aerospace社が衛星とセンサーを設計した。以前の何回かの打ち上げ予定は、技術的な問題により延期されてきている。

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