放射線は目に見えないため、福島第一原発の事故で飛来しているかも知れない放射性物質に、神経質な人は不安になっているようだ。そんな人々が、日本中の放射線濃度を測定できるiPhoneの周辺機器iGeigieが開発され、取得した情報をネットワーク化する試みRDTN.org: Radiation Detection Hardware Network in Japanが開始された(DVICE)。
iGeigieは見ての通り、透明なケースのガジェットで、CPM単位でβ線とγ線を測定することができ、ラインインを通じてiPhoneと接続され、データを専用サイトに送信することができる。もちろん、iPhoneの専用アプリケーションは、随時アップグレードが可能だ。flickrに色々な角度の写真があげられているが、装着しているとギークと言うか、組み込み系プログラマっぽくなる。
計測機器+スマートフォンは広域の情報を不特定多数で収集するのには向いているソリューションだ。同種の試みで、サメの生態調査のためのネットワークが存在するが、今後は環境問題などで同様の構成が一般化するのかも知れない。なお、iGeigieは利用者を放射線から保護するものではないので、放射線が計測されないからといって、現在の福島第一原発に突撃する事はよした方が良い。
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