2011年7月13日水曜日

飯館村の放射線濃度が急激に低下

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計画的避難区域の福島県相馬郡飯館村だが、7月に入ってから急激に放射線濃度が低下する区域が出てきている。草野大師堂がそれで、3月20日に38.5μSv/h、4月1日に16.5μSv/h、5月1日に7.7μSv/h、6月1日に5.0μSv/hあったのが、7月4日には4.3μSv/hと低下している。最新の7月11日のデータは3.4μSv/hとなった。福島市杉妻町もここ一週間で1.0μSv/hから、0.8μSv/hへ低下している。

放射線濃度の低下理由は明確ではないが、放射性セシウムが雨などで流されているのだと思われる。セシウム化合物は水溶性で、下水処理場の汚泥に大量に蓄積されている事からも、雨水で流されると考えるのは自然だ。ただし地形に依存するのか、同じ飯館村でも長泥は7月11日で16.3μSv/hと高い放射線量になっている(文部科学省)。

原発から周囲20Km圏内は1μSv/h未満でも避難区域になっている所があるが、政府基準では年間20mSv/h(2.28μSv/h)が避難区域の目安になっているらしいので、飯館村が政府基準でも居住可能になるまでもう少しと言ったところのようだ。

土壌モニタリングの数字も確認したいところだが、6月に入り文部科学省が検査回数を大幅に減らしたため今月に入ってからの状況は分からない。6月14日までの飯館村長泥のデータでは、低下傾向が見られる(関連記事:雨ふってセシウム流れる?)。

飯館村では土壌の除染実験等も行っており積極的に汚染に対処する意気込みだが、風雨が問題を解決してくれるかも知れない(関連記事:ナタネ vs ヒマワリ)。

安全基準が二転三転する上に関係者の事情を余り考慮しないように思える菅内閣が、放射線濃度が低下したからと言って計画的避難区域を解除するかは分からないが、状況が改善している地域があるのも確かなようだ。

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