2010年12月5日日曜日

12月5日のツポレフ154滑空着陸事故

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ツポレフ154(Tu-154)はロシア製の3発ジェット旅客機だが、今年に入って事故が相次いでいる。4月9日のポーランド空軍機の墜落事故が記憶にあたらしいが、9月7日のアルロサの滑空着陸事故、本日もダゲスタン航空(DAG)滑空着陸事故が発生した。

事故のあったダゲスタン航空ツポレフ154型機は、ロシア南部のダゲスタン共和国行きで、モスクワのブヌコヴ空港を離陸後、空港から80Kmの地点、高度3万フィートでエンジンが3発中2発停止し、モスクワ南東のドモジェドヴォ空港に緊急着陸したところ、滑走路をオーバーランしてビルに衝突した。ロシア連邦航空局の発表では155名の乗員乗客、緊急事態管理庁のウェブサイトでは乗客168名と乗員8名が搭乗していたことになっている。2名が死亡、83名が負傷した模様で、負傷者は5つの病院に搬送されているようだ(guardian.co.uk日経)。

Tu-154は東欧で主力旅客機として使われて来たが、ソ連時代の設計のために安全性に疑問が持たれているが、累計で1,000機以上の生産となっており、旧共産圏や開発途上国では旅客機として使われ続けている。

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