2025年2月11日火曜日

立花孝志が名誉毀損で起訴され有罪になる可能性を大きくする方法

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NHKから国民を守る党の立花孝志氏がデマを流し続けてきており*1、それに憤る人々から逮捕しろと言う声があがっている。

逮捕するには罪状がいる。立花孝志氏の言説に関しては、名誉毀損が該当しうるが、親告罪だ。被害者が訴える必要がある。兵庫県議会の百条委員会の委員長である奥谷謙一議員が立花孝志氏を刑事告訴しているのだが、奥谷議員に関する言及で起訴・有罪になるかは心許ない。奥谷議員に対する言及は、無根拠な誹謗中傷に思える一方で、よくある陰謀論に近いからだ。裁判官が受忍範囲と考える可能性がある。

元西播磨県民局長と竹内元県議の遺族が刑事告訴に踏み切れば、可能性はぐっと上がる。名誉毀損されたのが故人であっても、虚偽の事実に基づく中傷であえば、遺族が名誉毀損で刑事告訴することができる。元県民局長と竹内元県議に対する言及の方が、違法行為に問える可能性が高い。立花孝志氏は、

  • 元県民局長に関して、動画や選挙ポスターで虚偽の事実の摘示を繰り返し行ってきており、証拠は多数。また、かなりが虚偽であることは本人も認めている。虚偽と認めていない部分についても、根拠は伝聞としている。裏付けがあったと主張しても、それが裁判官が信憑性があると認めない場合は、真実相当性は認めてもらえない。

  • 竹内元県議に関しても「明日逮捕される予定だった」と嘘を発信しており、それに信頼に足る根拠があったと示すのは不可能だ*2。さらに、竹内元県議をいじめる目的で行動していたことを示す発言もしている。より有罪の可能性を高める確定的故意があったと看做してもらえる可能性は低くない。

もちろん、検察が起訴するか、裁判官が有罪にするかは、参照すべき裁判例が乏しく分からない。しかし、民事であれば不法行為が認定される可能性が高い言動を行ってきている。刑事事件の相場は分からないが、司法に是非を問うのに十分な状況だ。

立花孝志氏の行動を止めたい人々は、何とか元県民局長と竹内元県議の遺族に動いて頂くべき。立花孝志氏の過去の行動からすると、遺族の安寧を乱すことで刑事告訴を諦めさせたりしそうな気もするが、その場合は兵庫県の公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の第10条の2の(1)と(2)で対抗することができる。現行犯逮捕になるので、そちらの方が手っ取り早いと言うか。

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