2011年10月15日土曜日

ジャンボジェットは終わらない、B747-8が納入される

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2011年10月11日に、複合材料を使った商用貨物機であるBoeing 747-8型機がボーイング社からカーゴルックス航空に引き渡された(seattlepi.com)。13日には運用開始され、貨物の搭載が開始されている(seattlepi.com)。

同型機はベストセラーになったBoeing 747-400型機に複合素材の使用と胴体延長、そして改良型エンジンの搭載の改造を施したもので、フライ・バイ・ワイヤーの搭載も無い新型機だ。Boeing 787-8型機の開発が遅れに遅れたことと比較すると、順調に開発されてきた。ただし、9月下旬の引渡し時には燃費性能に問題があり、カーゴルックス航空が受取を拒否した。飛行テスト中に燃料消費が保証性能を2.7%下回り、2913年第3四半期のエンジン改良後も1.1%保証性能に達しない(航空宇宙ビジネス短信)。

B747らしいと言えば、B747らしい展開だ。最初のジャンボジェットであったB747-100型機もエンジンの出力の問題から航続距離等が予定性能に達しなかった。B747-100は当時の最新技術を詰め込んだチャレンジングな機体で、B747-8は現実的な設計指針に基づいた機体ではあるが、似たような問題を抱えるところが興味深い。

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