2013年4月11日木曜日

リフレと反リフレで対立構造を作る人々の裏側で

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経済思想史家の田中秀臣氏のツイートに不信感を持っている人がいる。『結局彼らにとってはリフレ「運動」だったんだなぁ』と評している人がいる。

経済政策論争で徒党を組みたがる事に疑問があるようだが、これは「りふれ派」だけではない。リフレーション政策に否定的だった経済評論家の池田信夫氏も『それにしても「秀臣」と書いてヒデトミと読ませるのは、親が漢字の読み方を知らなかったんじゃないの。』と謎な中傷と言うか、もはや自虐発言を行っている*1。そのうち豊臣秀吉は歴史家の捏造だと言い出しそうな勢いだ。

ともかくこの界隈の人々は、対立構造でモノを考える癖があるようだ。そういう意味では、マルクス主義者しかいないネット論壇ではある。経済思想史でマルクスは巨星だし、池田信夫氏は学部時代にマル経にはまっていたそうなので、意外でもないが。

さて、マクロ経済学者が何をやっているかに触れてみたい。こういう雑談は無視して、例えば最適なインフレ率がどこかの論争をしている。東京大学の岩本康志氏が以前に論点を整理していたが、まだ決着がついているわけでは無いようだ。アイコンがかわいいマクロ経済学者の荒戸氏が、NK-DSGEモデルでの最適インフレ率に関する論文を紹介していた。

インフレ率がゼロが望ましいのであれば、リフレーション政策は支持されない。一定以上のインフレ率が望ましいのであれば、リフレーション政策は(効果があれば)支持される。つまり、最適インフレ率の議論に決着がついていないと言う事は、明確にリフレを支持することも、明確にリフレを否定することも、留保条件付の何かになる*2

単純な対立構造を作っている人の話は、どちらのサイドでも眉唾で話を聞いておくべきだ。

*1人名で「臣」を「トミ」と呼ばせるケースは少なく無い。論争相手の親を中傷しだすのも問題だ。しかも一目瞭然なので、誹謗を通り越して自虐に見える。

*2次のような議論になるであろう。均衡実質金利が負だと見なして高いインフレ率を肯定する。中央銀行の見合い資産不足を警戒して、量的緩和に警戒する。理論的考察と断って、むしろ物価下落する方が望ましいと主張する。

1 コメント:

POM_DE_POM さんのコメント...

田中氏も池田氏も、相変わらずお元気そうで^^;
素人の勝手な感想を2点ほど。

>ともかくこの界隈の人々は、対立構造でモノを考える癖があるようだ。
田中氏のぶっ飛んだツイートや池田氏の中傷は、個人の資質による所が大きいのでしょうけど。
一般向けメディアの宿命として、対立構造にならざるを得ないのだと思います。この界隈の人々だけの問題でなく。

一方で真面目な話というのは、一般向けにはあまり見かけませんし(両サイドからの弾幕が濃すぎるのであります><;)そもそも難しすぎて敬遠されているように見えますし。(BLOGSでの支持やコメントを見ていると、その事を強く感じます。)


>マクロ経済学者が何をやっているかに触れてみたい。こういう雑談は無視して、例えば最適なインフレ率がどこかの論争をしている。
一言でマクロ経済学者と言っても、好き好んで対立構造に加わった・・・というより、自ら対立軸の片割れを形成した人達もいる訳で。

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