2012年11月6日火曜日

Windowsの簡単バックアップ設定・・・大丈夫、これ?

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ライフハッカーに「これだけはやっておこう! Windows/Macの簡単バックアップ設定」と言うのがあるのだが、この記事の手順だけだと、Windows 7はまずい事になりそうだ。

リストアの想定がほとんど出来ていない。つまり復元手順を考えていない。データが残っていれば何とかはなるが、復元に必要な時間や手間を考えると、全体バックアップを考えた方が良い。

HDDを壊して交換することを考えて欲しい。新しいHDDにリカバリー・ディスクでOSを入れた後に、アップデートやアプリケーションをインストールしていくと膨大な手間隙がかかるが、フル・バックアップから戻せれば1日耐えるだけで済むし、シリアル番号を入れたりクリックする手間も省ける。

1. 準備するモノが足りていない

容易するモノは、大容量のUSB接続の外付けHDDとCD-R/DVD-Rが一枚。CD-R/DVD-Rは、システム修復ディスクの作成に使う。HDDが壊れた場合、起動可能ディスクが必要になり、システム修復ディスクがそれになる。

リカバリー・ディスク(領域不可)があれば、リカバリーしてから復元すれば良いから、システム修復ディスクは無くてもいい。小技が得意な人はCD-R/DVD-Rでは無くて、USBメモリーで代用もできる(@IT)。

2. 外付けHDDはNTFSでフォーマットしておく

バックアップ用に使用する場合、HDDはNTFSでフォーマットしておく必要がある。NTFSでフォーマットしておかないと、データはできても、システムイメージをバックアップする事ができない。購入時にはFAT32かeFATになっている可能性が高い。その場合はコンピューターのドライブ一覧で、バックアップに使うドライブで右クリックしてフォーマットしよう。

3. バックアップの構成は自動でやる

初心者でもわかる! Windows 7 でバックアップ」に手順が詳しいが、そこの類型分けの中で、パソコン全体のバックアップを定期的に実行するパターンを参照する。

コントロールパネルから「バックアップと復元」を起動し、バックアップを保存する場所を選択した後、バックアップの対象を選択する。「自分で選択する」を選び、「新規作成ユーザーのデータをバックアップする」「~のライブラリ」と「ローカルディスク(C:)」、そして「次のドライブのシステムイメージを含める(S): (C:)」にチェックを入れる。これでアプリケーションとデータの大半がバックアップされる。ブラウザーに保存してあるパスワードもだ。

パーティーションを区切っていたり、複数台のHDDを接続している場合はC:以外にある必要なフォルダーにチェックを入れるのを忘れてはいけない。

4. バックアップ時間について

初回は時間がかかる。バックアップ対象の容量やHDDの速度次第だが、8時間ぐらい覚悟しておくべき。二回目以降は、差分バックアップになるため、必要時間はぐっと短くなる。

なお、バックアップ中も作業はできる。また、自動スケジュールでバックアップされる場合、バックアップ先が接続されていない場合は、スキップされる。

5. リストア方法を確認しておく

バックアップ全体を復元することも、ファイルやフォルダーを個別にリストアすることもできる。ファイルやフォルダーの場合はGUIで操作出来るので迷うことは無いであろう。空のHDDに全体を復元する場合は、リカバリー・ディスクで初期出荷状態に戻した後に復元するか、システム修復ディスクから復元する必要がある。

なお、PCを買い換えた後に、古いPCのデータでバックアップ全体(特にシステムイメージ)を復元すると悲劇になる。同じPCのHDDに復元しないときは、ファイルやフォルダーを個別にリストアしよう。その場合でも、C:/Users/[ユーザー名]/以下を復元してしまえば、ブラウザー等のアプリケーションのデータは復元される。

6. 他のWindowsに関して

このWindows 7の「バックアップと復元」は、Windows 8では「Windows7のファイルの回復」と言うレガシー機能として扱うことができる。Windows Vistaでは「バックアップと復元センター」で操作することができる。Windows 2000/XPでは、ntbackupを使いファイル/フォルダー単位でバックアップを取る必要がある(@IT)。

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