2012年11月12日月曜日

米国の麻薬合法化は麻薬カルテルを貧乏にする

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米国のコロラド州、ワシントン州、オレゴン州で嗜好用マリファナ合法化法案に関する住民投票が行われ、コロラドとワシントンで賛成多数で可決された(CNN)。

まだ米司法省麻薬取締局は連邦法では違法だと主張しているので、憲法裁判所が連邦と州が管轄権を争う事になるのかも知れないが、大手をふって吸えるわけでは無い。しかし、ライト・ドラッグの合法化の流れが加速していることが分かる。その理由の一つが、マリファナがギャングの資金源になっている事だ。

メキシコ大学のGerardo Esquival教授のメキシコ紹介のパワポ資料の一部をコピペしてみよう。メキシコから米国にマリファナを輸出することが、いかに儲かるビジネスか分かるはずだ。

北米の麻薬価格(USD/Kg)
メキシコ 米国 カナダ
マリファナ 卸価格 80 2,000 5,935
小売価格 - 10,400 12,000
コカイン 卸価格 12,500 28,500 38,761
小売価格 - 97,400 89,000
ヘロイン 卸価格 35,000 71,200 119,341
小売価格 - 131,000 331,000

合法化して内外価格差を無くせば、北米一帯のギャングは資金源が枯渇して縮小する。中毒性が強く、身体的に悪影響が強いコカインとヘロインは幸いにして内外価格差がそうはない。

麻薬カルテルは年に60億ドル以上の収入を得ていると考えられ、米国の一州が合法化するだけでも、その利益の30%を減らすことができると言われている(Mail Online)。ドラッグの中でもマリファナ依存度がかなり高いと見込まれるので、もっと減るかも知れない。

マリファナ合法化は膨大な取締コストを削減する上に税収が見込まれるだけでは無く、反社会的な組織の資金源を枯渇させる意味もあるわけだ。健康面での問題は少ないと思われており、今は危惧されていた他の薬物へエスカレートをもたらすと言うゲートウェイ効果も限定的だと考えられている。ただし、統合失調症を引き起こしうると言う話もあるし(Mail Online)、以下の動画を見たら、合法化に不安になるかも知れない。

マリファナの焼却処分のレポート中に、煙を吸い込んでおかしくなり、1分10秒ぐらいから立っていられなくなっている (´Д`;)

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