イスラエルの空港で爆発物のチェックを行っている犬の替わりに、トレーニングされたネズミを使えないか、研究者が試行錯誤している。マウスの嗅覚は犬よりも敏感で、X線よりも効果的に爆発物を嗅ぎ分ける事ができるそうだ(POPSCI、BioScholar)。
もちろん犬のようにパトロールするのではなく、ボディースキャナー・サイズのケースに、8匹のマウスが入ったカートリッジを三つ装着し、ケース外からの空気を嗅がせる事で爆発物の識別を行う。4時間交替で働かせるそうだ。マウスは爆発物の臭いを嗅ぐと、別室に避難するように訓練されており、別室に一匹でもマウスが入ると警報が鳴る。
ネズミに命を預けるのは勇気が要りそうだが、昨年のテルアビブでのテストでは、1000人の買い物客の中から22人のモックの爆発物をもったテスターを、100%識別するのに成功している。
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