2010年9月16日木曜日

流出原油の残骸が海底に堆積?

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メキシコ湾原油流出事件で流出した原油の大半が既に消失したと考えられていたが、海底に沈殿している分があるらしい。

ジョージア大学の海洋科学部のSamantha Joye教授が、事故のあった油井海底の29Km先で、原油由来の堆積物が、深海生物であるエビやハオリムシやその他の無脊椎動物の死骸の上に沈殿しているのを発見した。厚いところでは、5cmの堆積になるそうだ。 他にも先月、南フロリダ大学のチームが、海面下2.3Kmで原油堆積物を発見している(POPSCINPR)。

流出した原油の一部は、海中を漂っていたり、新種の細菌に分解されたりしたと考えられてきたが、一部の科学者は海底に沈殿している可能性を指摘していた。これらの発見は、沈殿説を証明するものとなる。原油堆積物についての詳細は不明だが、Joye教授は、分散剤が原油の堆積を促進したようにも思えるが、細菌の分解によって形成された物質でもあると思えると述べている。

ただし、Joye教授によると、数十Kmと広域に渡って堆積しているため、流出した原油が原因であるとは考えられるが、まだディープウォーター・ホライズンから流出した原油が原因であるとは言い切れないそうだ。

今後、政府やBPによる調査が予定されており、 詳細な実態が分かるのはその後となるが、場合によっては楽観的な事故の環境影響評価を見直す必要が出てくるのかもしれない。

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