2020年2月9日日曜日

代表的なツイフェミの皆さんの東大教授の女子院生へのセクハラ/パワハラ事件への反応が・・・

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東京大学で2年以上にわたり、指導する大学院学生に、意に反する身体接触も含む方法で、恋愛感情を示し続け、当該学生が教授との交際を望んでいないことを十分に認識しながら、なお執拗に交際を申し込んだ上に、交際を拒まれるたびに研究の予定を変更したり、不機嫌になったりするなど指導する学生を翻弄し、研究が続けられなくなるほど精神的に追い詰めた50代男性の大学院教授が停職4カ月の懲戒処分を受けたことが広く報道されている*1のだが、SNSでの大反響に関わらず、ネット界隈の代表的なフェミニストの皆さんが現時点まで無反応である*2

この問題、2つ大きな問題がある。一つは、大学が2年間も被害を検知できなかったこと、一つは、教授に下された処分が行為に対して軽いことだ。懲戒解雇や降格処分、停職6カ月などのもっと重いペナルティがあるが、何らかの配慮を行っている。しかし、報道されている限りでは教授が指導学生から好意を寄せられていると勘違いした形跡もないし、そもそも研究室の教授と院生の立場から考えると、好意を寄せられていたとしても学生と性的関係を持つことは問題になりうる。学生の方が見返りを期待していたら大事になるからだ*3。大学側は依頼退職を期待していると言う見方もあるが、その場合でも停職6カ月は可能だった。

女性の教育の高度化を考えた場合、こういう事件には厳しい処罰が必要だ。研究室を変えたと報道されているので理工系のどこかになると思うが*4、指導教官にセクハラとパワハラのあわせ技をされるリスクが大きいとすれば、理工系への進学を躊躇う女子生徒が出てきても不思議ではない。ジェンダー平等の観点から見て問題であり、フェミニストには厳しい処分を求めることを期待してしまう。問題の教授は否認しているらしいが、判決文を読まずに性的暴行事件の判決を非難しているネトフェミの皆さんが留意するところでは無いであろう。LINEでのやり取りが残っているそうなので、交際を迫ったことに対する事実関係は手堅い。

この時期、入試の採点に追われていたりする人もいるであろうが、言いたいことをまとめていたら長文になってしまい、すぐにレスポンスができないこともあるだろうが、大学教員の女性フェミニストも母校が東京大学であったりするし、人間関係を考えたのでは無いかと下種の勘繰りをしてしまう。もちろん、言いたいことにレスポンスすればいいので、興味関心が無いことにレスポンスをする義務は、法的にも道義的にも無い。しかし、マンガのキャラクターにスラットシェイミングをしているぐらい細かいことにあれこれ言うのに、この事件に何も言わないのは、本当に女性の権利について普段から考えているのか疑問に感じる。

*1東大、2年以上にわたりセクハラを行った50代男性教授を停職4カ月の懲戒処分に | 東大新聞オンライン

*2frroots, saebou, ishikawa_yumi, renrakufontda, chitaponta, peureka, katepanda2, ueno_wan, chounamoulの各アカウントに対して、Twitter検索をかけた(e.g. 東大 停職 from:frroots)。

*3実際問題、大学教員が教え子の女子学生と結婚した話を聞かないでもないのだが、昨今の風潮、とくに大学院では避けるべき。

*4文系でも大学院情報学環あたりは研究室単位で動いている雰囲気がある。

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