2020年2月14日金曜日

ラブライブ!高海千歌のJAなんすんの西浦みかん大使のポスターのスカート描写について

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ラブライブ!のキャラクター高海千歌が、静岡県沼津市のJAなんすんの西浦みかん大使に起用され、コラボレーションのポスターがつくられたのだが、スカートに下着の線があって透けているように見えると批判されていた。これを表現の一種だと擁護している人がいるのだが、さすがに作画ミスではないであろうか。

検索して見つけた幾つかの制服姿の高海千歌の絵を並べてみたのだが、今回の絵だけスカートの表現が異質だ。

過去のラブライブの原画と比較検討した人の話では*1、このプリーツの山折りを巻き込んでくの字に折れ曲がるスカートの表現は、ヘソよりも膝頭が前に出る体勢で描かれてきたので、今回のポスターのように直立姿勢で描かれることはやはり異常らしい*2。原画が残してしまった下書きの身体の線を、仕上げが間違って彩色してしまったのではないかと予想している。

「鉄道むすめ」コラボのための東京メトロの駅乃みちかの萌え絵バージョンも同様の作画ミスがあったように見えた*3が、真実はどうであろうか。意図したものであっても、不自然には変わり無いであろう。表現規制にかけるべきようなものではないが完成度の問題で、発注者は検収をしっかりした方が良さそうである。そのためには、正しい表現を把握する必要がある。JAの人々も、まずはラブライブ!全話を視聴してみよう。

追記(2022/09/10 14:39):2020年8月29日発売のクッションカバーの絵を持ち出して、スカートにV字のシワを描くのは『ラブライブ!』で使われている作画技法だと主張されたのだが、描かれている衣装の2020年2月14日のプロモーションビデオではスカートにV字のシワは無く、2020年3月のラブライブ×atré、2020年8月以降のキャラグッズやファンブックなどに見られる表現で、どうもある時期に(一部キャラを除いて)スカートの形状が前部の先端がなだらかになる特異なものに変化したようだ。スカート形状が特異なので、制服のプリーツスカートとは比較できない。

なお、こういう比較をするとアニメと一枚絵は異なるという話をされるのだが、同様のシワは描かれていないコレクション・ポスターもある。

追記(2023/04/25 02:41):スカートのシワで作画技法に過ぎないと言う擁護が多々あったのだが、クリエイター側がスカートのシワだと認識していた上で撤回をしたのであれば、同様の作画技法を用いなくなるはずだが、『ららぽーと沼津』×『ラブライブ!』のコラボ企画では、スカートのシワがさらに大盛りになっているので、クリエイター側は作画技法自体には問題が無いと認識していることが分かる。

*1西浦みかん大使の千歌っちスカートについての見解 - Togetter

*2ふとももに他と同様の影があるので、スカートが身体に貼り付いている可能性はない。

*3関連記事:駅乃みちかの萌え絵のスカートの描写について

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