2016年10月19日水曜日

駅乃みちかの萌え絵のスカートの描写について

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公共交通機関に相応しくない絵だと批判を受けて、スカート部分の訂正に追い込まれた「鉄道むすめ」コラボのための東京メトロの駅乃みちかの萌え絵バージョンだが、ネット界隈で規範的な議論が盛んに行なわれている。問題だと思っている人は、(1)表情と姿勢が扇情的であり、(2)スカートの描写が不自然だと主張しており、(a)自然に起こりうる陰影であり性的な意味を見出すのは考えすぎ、(b)社会的に許容範囲内と言う反論がされている*1。そして、東京メトロはスカートの描写を修正するに至った*2。さて、扇情的なポスターが街に溢れているとして、趣味にあわない以上の実害なんて無いだろうと思っている私なのだが、実際にスカートがこのようになるのかは気になって仕方が無いので検討してみた。

駅乃みちかが着ているのは、案内に特化したスタッフであるサービスマネージャーの制服で、2005年にキャンペーンでタレントの山田優さんが着たことがある(ZAKZAK; 右上の写真)。冬服は立ち姿が見つからなかったのだが、『メトロの目 PLUS 発見発掘、メトロ科見学!』に、夏服の写真があった。さて、オリジナルの絵の駅乃みちか、萌え絵の駅乃みちか、帽子とスカートのコントラストを調整した写真、同じイラストレーター伊能津氏の他の絵(渡瀬きぬ)を並べてみよう。

表情と姿勢については、元絵に大きく依存しているようだ。問題のスカートの陰だが、二つの意味で不自然である。ホンモノの方は生地が硬いのか、身体に沿って折れ目がつきそうにない。検索して見た感じでは、生地が柔らかいものやタイトスカートでも、脚の組み換えでは萌え絵のような状態にならず、正面から風を受けたときぐらいに限られる。絵師の癖なのかと思ったが、「鉄道むすめ」シリーズにある同氏の他の絵では、同様の陰はついていなかった。

地下鉄構内で写真の下着の広告を見かける現代社会において、ここまで露出度の低いアニメ絵の妥当性に関する規範的な議論は避けるが*3、(2)スカートの描写が不自然は妥当な見解だと思われる。しかし、同じイラストレーターの他の絵の傾向から考えて、狙って行なったというよりは、何かの作画ミスを疑った方が良さそうである。何はともあれ、女性だったら体験からすぐに分かりそうな事を、わざわざ検証してしまった。

*1以下のように説明している。

*2「駅乃みちか」スケスケスカートが大物議 東京メトロ、批判受け微妙に「修正」 : J-CASTニュース

*3下着では無いが同等の露出度の鉄道駅構内の広告の写真を掲載している人がいた。

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