2019年7月18日の京都アニメーション放火殺人事件を受けて、ガソリン販売の規制が強化された。携行缶などに入れて売る際に購入者の身元や使用目的を確認し、記録を保存することを事業者に義務付ける一方、車への給油は対象外(ロイター)。手間隙が増える割には、実効性が低い。
ガソリンを使う小型発電機などがあるから使用目的を偽ることは容易だし、自動車からガソリンを抜き取るのは難しくない。実際に、灯油用のポンプを水槽用か何かのホースをテープでつけて延長し、車の給油口からガソリンを抜く動画がアップロードされている。何かの拍子で静電気で死にそうな気もするが。
自滅覚悟で暴れる人がいる以上、誰かに恨まれるか、不特定多数が出入りするところは、ガソリン撒かれることを前提にした消火設備を準備すべき。とは言え、火の気の無いロビーなどにもガソリン、灯油などの油類の火災に対応していることを示す「Bマーク」やイラストが表示されている消火器を、備えるぐらいしか手がなさそうである。
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