2020年3月15日日曜日

厚労省に早々に打ち出して欲しい新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗体検査キットの使い方

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
Pocket

これまで日本では新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染検査はRT-PCRで行われて来たのだが、手間隙時間がかかり、作業者によって精度が大きく左右される問題があった。ここに来てより簡便な免疫イムノグロブリンを見る検査キットが輸入販売されだした*1のだが、昼間の報道番組のコメンテーターを含めて後先考えずに検査したい人々が一定数いるので、厚労省にはなるべく早く適切な使い方をアナウンスして欲しい。

PCR検査と比較すると抗体検査キットは、偽陽性率がそこそこ高く(特異度がちょっと低く)疫学調査には使えないという話もあるのだが*2、偽陰性率はそこそこ低い(感度はそこそこ高い)ようだ。1回の検査費用は2500円程度。国民全員が毎週受けるには高すぎるし、無症状者を陽性と特定したところで現在と代わらずマスクして過ごせと言うことになりがちだが、職種によっては有益となる。新型コロナウイルス感染症は、明らかに高齢者が重症化しやすい*3高齢者と接する機会の多い医療スタッフや介護サービス職員を毎週でも検査して、陽性になったら2週間ほど陰性になるまで休職するように要請か命令か制度改正すれば、効果的に重症者の数を減らすことができるし、多人数と濃厚接触するスーパースプレッダーの出現抑制になるので基本再生産数(R₀)を引き下げることができる*4

専門家会議も次回にはアドバイスしてくれると思うのだが、どうもネット界隈のみならず、昼間の報道番組のコメンテーターも言いたい放題になっているらしいので、早めに議論を誘導した方が望ましい。アナウンスを出すときには、アホなツイートにリプライするための130文字以内の説明文も用意してくれると助かります(・∀・)コピペスル

追記(2020/04/07 12:52):現状の抗体検査キットは売り文句ほど感度はよくないようだ。国立感染症研究所の小サンプルの試験では、「発症6日後までのCOVID-19患者血清ではウイルス特異的抗体の検出は困難であり、発症1週間後の血清でも検出率は2割程度にとどまる」とあり、利用が難しいもののようだ。

0 コメント:

コメントを投稿