2025年1月26日日曜日

イーロン・マスクの政治言論活動

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自身は移民で留学ビザで就労をしていた疑惑がもたれている富豪のイーロン・マスク氏*1が、欧米の排外主義者を支持する姿勢を明確にしている。マスク氏が大統領選で多大な政治資金援助をしたトランプ大統領は不法移民排斥姿勢を鮮明にしているし、マスク氏はドイツの極右政党とされるAfDでの集会でスピーチを行なった。イギリスのリフォームUKへの干渉も試みているようだ*2

不法移民や難民が嫌いなだけかと思いきや、スターマー首相が組織的な児童性的虐待スキャンダルに対処しなかったという趣旨のツイートなどのガセ情報を𝕏/Twitterに流す*3など、デマの発生源/拡散源になってきている。また、トランプ大統領就任式のスピーチでのナチス式敬礼疑惑など、挙動のおかしさもある。ヒトラー時代の映像と比較すると、ぎこちなさが目立ちナチス式敬礼ではない気もするが、普段、誰もしない動作をああいう場ですると誤解を招きがちなわけで、尋常ではない。

マスク氏の主要資産である電気自動車メーカーのテスラの株価が上昇してきたのが、氏の活発な政治言論活動を支えているようなのだが、昨年の同社の世界販売台数は減少に転じた*4。欧米、とくに米カリフォルニア州での販売減少が顕著であるとされる*5。2025年1月に主力のモデルYのマイナーチェンジが発表されており、今後、売上のてこ入れがされると思うが、上手くいかなければ政治活動がおとなしくなるかも知れない。

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